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凪の脱いだ服は、俺の脱いだ服と入り混じって、床にでたらめに散らばっている。青白い月の光を受けて、凪の白く頼りない体が浮かび上がる。絹のような軟らかい内腿に手のひらを這わせると、微かに凪の息をのむ音が暗い寝室に響いた。
本人は気付いていないのだろう、体が強張っている。安心させるように幾度となくキスを繰り返す。お風呂上りのソファでのキスは、そのままソファで事に至ってしまいそうになるほど危険だった。
初めて凪の声で呼ばれた名前と、凪からのこれまでにない積極的なキスに俺の理性もここまでかと諦めかけた。しかし、花火を見たいと言っていたことを突如思い出し、最後の最後に残っていた米粒程度の理性で何とかその場は踏みとどまった。
「んぅ…っ」
これまでにも何度か触れた小さな突起に舌を這わせる。今まで抱いてきた女のような柔らかな膨らみのない胸。それなのに、今まで抱いてきた女とは比べ物にならないくらい、愛おしい。
俺の舌で感じている凪の表情を下から見上げる。月明りだけでやっと分かる表情は、所々影があり、淫猥だった。ビクビクと震える凪の体を優しく撫でながら、突起から唇を離し、徐々に下へと下りていく。どこに触れても、触れている唇から気持ちよさが伝わってきた。
凪の汚れを知らない中心へと辿り着く。脈を打って震えている凪のペニスを握りしめて、唇が凪の腹に触れる程深く含んだ。舌で押さえつけて舐め回し、噛み、ザラザラしたちょうど猫のように尖った舌で尿道を撫でる。
「はぁっ…あ、あぁっ」
快感に忠実な凪の喘ぎ声が、俺の欲望を燃え上がらせ、どくどくと全身の血が滾るのを感じた。両手の指を絡め合い、何者にも邪魔されないようにしっかりと繋ぐ。凪の指の細さが気になった。
頭を上下に揺らすスピードを速めていく。固く熱い凪のペニスの限界は、目と鼻の先だった。ドクン、と俺の口の中で一際大きくペニスが動いた。
「んはぁぁぁっ!!」
快感が一本の鋭い線になって、足元から床へ落ちるのを見た。長く濃密な射精を終えた凪は、ピンと張った糸が切れたように手足をベッドにくたりと沈める。激しく呼吸をする姿を見ただけで、俺自身も弾けそうだった。
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