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口の中に出された凪の白濁を、凪に見せつけるようにわざとコクリと大きく喉を鳴らして飲み込んだ。途端、首から上を月明りだけでもしっかり分かるほどに赤く染めた凪は、顔を両手で覆ってそれを隠した。
隠してしまうなんて、もったいない。俺はその顔が見たいし好きなんだと、その思いを込めて凪の手の甲にキスを落とす。指に僅かながら隙間が出来て、そこから覗く緑の瞳とぶつかった。
「顔、見せろよ凪」
「やっ」
「そんな可愛い抗議してもダメだ」
「うぅ~……俺の、飲んだんですか」
「きちんと見てただろ?」
「もうっ!変態!」
「凪限定のな」
フッと口角を上げて、凪が弱いと知っている笑顔を見せる。まだ顔の前にあった凪の手を絡めとり、シーツの上に縫い付けた。
潤んだ瞳を向けられて、内側がもぞもぞと波立のを感じる。今すぐにでもめちゃくちゃに犯して、凪の奥深くまで暴きたい欲望が下腹に渦巻いている。しかしそれをしてしまえば、凪を傷付けると分かっているから一度自身を落ち着かせるために、触れるだけのキスを数度した。
それも長くは続かず、次第に深まっていく今日何度目かのディープキス。脳髄が痺れてこのまま2人、溶けあえるんじゃないかと錯覚するような、そんなキスをした。
「ふっ…んん…お願い、遼哉さん…」
「どうした、凪」
「……早く、遼哉さんが欲しい」
「っ…!お前っ…」
傷付けないように、初めてだから優しくしようと己の理性を殺していたのに、凪はそれをあっという間に掻っ攫っていく。かっと頭に血が上り、鎖骨に勢いよく噛みついた。
「あっ!痕はつけちゃダメ!」
切羽詰まった凪の声に血液が元の流れを取り戻そうとする。それでも欲望は止められず、凪の綺麗な鎖骨にはくっきりと歯型がついていた。少し血が滲んでいる。それを労わる様に舌で舐めとり、最後に強く吸ってキスマークをつけた。
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