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「善さん、指…入れますよ」
「……うん」
やや不安げに頷いた善さんを安心させるように体を抱き寄せる
俺はベットの上に胡座をかいて、善さんが立膝になって俺の肩に手を置いている。そんな体勢だ
「……すっごいとろとろ。熱いし」
「…っ、い、…わないで」
あぁ、この体勢だと善さんの顔も、息づかいも、普段は聞き逃してしまうような小さく漏れた声も
全てが見え過ぎてしまう
「……指増やしますね」
「や………………っ、…ん…!」
膝立ちでは支えきれないほどガクガクと震え、俺の肩に置いておいた手を首に回して抱き付いてくる善さんを片腕で抱き止める
相変わらず華奢すぎる体は片腕で支えても辛いとは感じなかった
「………っ、そ、れ……ん」
「ん、良いですか?」
そう聞くと、素直に首を縦に振る善さんがあどけなく見えて
つい、指を激しく動かしたりと意地悪をしたくなってしまう
「っだ、め………っ、それ………出ちゃう…っ」
善さんの理性はもうほとんど残っていないようで、舌ったらずな喋り方でそんな言葉を言われてしまう
「良いですよ。…たくさん気持ちよくなって」
「ぁ………っ、……!」
2度目の欲を吐き出した善さんの体をトン、とベットに押し倒す
白い体は汗に濡れてキラキラと反射する
胸の上の飾りは桃色に色付いていて、さわさわと触れると体を揺らした
「……善さん、痛かったら言って」
「え……?……あ……っぁ!」
後ろに苦しいくらい反応したものを当てると、善さんは逃げるように腰を引いてしまう
怖がらせないように頭を撫でてキスをする
「…大丈夫。俺だよ、善さん」
「で、でも…………怖い」
素直に怖い、そう口にする善さんに不謹慎ながらも嬉しくなる
出会った時は自分の気持ちを我慢して、本音など一度も見られなかったと言うのに
いや、その我慢してしまうところは変わらないが少しづつ曝け出してくれているのだと思うと
やっぱり嬉しかった
「俺は、善さんが大好きだから善さんが嫌がることも、苦しいこともしない。二人が幸せになる事をしたい。
もしこの行為が善さんの中で少しでも無理があるんならそれは違う。
嫌な思いを忘れたいからって言うんなら、絶対に俺が何としてでも他の方法で忘れさせます。
……だから善さん。間違えないで」
善さんあの、縋るような声を聞いてしたいという願いに応えるものは肯定しか頭になかった
でも善さんの中で少しでも無理や、恐怖心があるのなら同じことの繰り返しをしてしまうのではないか。
「…無理なんてしてない。
俺だって男だよ。爽太君と……したい」
「……本当に、良いんで………ん…っ!」
「しつこい」
言葉が遮られたと同時に、後頭部を善さんの手で抑えられて唇を合わせた
さっきまであんなに怖がっていたのに
時々男らしいんだよな、この人は。
「……あの、でも、優しく…ね」
「はい。もちろんです」
不安げに俺を見つめて言う姿を見て思わず笑ってしまった
やっぱり可愛らしい人だ
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