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「……ぁ………っ」
後ろに少しづつ入れると、善さんはやや苦しげに声を漏らした
「大丈夫ですか?一回、止まりますね」
途中まで入ったところで止まり、緊張を解すうにキスをしたり頭を撫でたりを繰り返す
その度、無意識なんだろうけどきゅうきゅうと締め付けてくる後ろが正直辛い
「……っん、…善さん…それ、やめてください」
善さんの顔の横に肘を着いて、耐えるように腹筋に力を入れる
直ぐにでも突き動かしたい衝動をどうにか抑えつける
「……だ、…って、……無理っ……もう、きて」
「……っ、力抜いててくださいね」
途中まで入ったものを、ゆっくりと最奥まで突き進む
その間も締め付けるのは変わらずにこめかみに汗が垂れる
「は、…はいっ、た?」
「まだです」
みちみちと音がしそうなくらいキツイそこに全て入れ終えるとこの上ない幸福感が体を包んだ
「……善さん……っ、入った……っぅ、く」
こんな時に泣くなんて、情けなさすぎる
本当はもっと男らしくリードして、善さんのよがる姿とか、感じまくる姿とかをこの目に焼き付けたかったのに
嬉しくて、可愛くて、幸せで
色んな感情が押し寄せてきて涙が止まらず
どうも格好がつかない
「…ふ、………泣いてる………かわいい」
善さんが俺の涙を舌で拭い取り、穏やかに妖艶に微笑んだ
やっぱり善さんは歳上だ、と思う。
俺よりもずっと余裕で、大人で、落ち着いてて
少しだけ、悔しい。
「………っ、ぁあ………!」
最奥まで入ったものを少し抜いて、ズンっと突き上げると悲鳴じみた愛嬌を漏らした
「………や、…………っ」
漏らした声が恥ずかしかったのだろう、細い手で顔を枕で覆ってしまう
それはそれで可愛いと思うけれど、枕を顔の上から退けた
「善さん、隠さないでください。本当に怖がってても、それじゃあ気付けない」
目を大きく見開いたと思ったら、今度は善さんが泣き出してしまう
「ほんと……君は狡い……っ、俺ばっかり……」
「……すみません、何ですか?」
最後の方が聞き取れずにもう一度聞くと、善さんは恥ずかしそうに顔を赤らめる
「俺ばっかり……こんなに好きで…っ、……好きで、…爽太君も、俺とおんなじように…好きになって」
涙が流れる瞳、赤らめた頬、繋がっている体
それにそんな言葉を言われてしまえばもう、抑えていられる訳もなかった
「…ほんっと鈍いですね。
俺はとっくに好きも通り越して、愛してるんですけど」
「………………っ!」
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