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愛
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...体がふわふわする。空を飛んだ事はないけれど、空を飛んでいる気分。空気が寒くて体が氷そうな僕を誰かがギュッて抱きしめてくれてるから、誰かに触れている所だけが温かくて僕もギューッと抱き着く。誰か...誰か...。
((ザーッ
「...ん。」
「紫音、起きたか?」
「...ぇ?ぁ...ぇ?」
「車の中で寝てたから、抱っこして家まで運んだ。で、今は紫音の髪を洗おうと思ってと気に、紫音が起きたって感じ。」
「僕...寝ちゃってたの?」
「ぐっすりと。」
「...ごめんなさい。」
「謝る事はないんだけどな。」
そう言いながら、僕の髪を洗ってくれる琉威君だけど...。今、凄く興奮してしまいそうな体型というか状態で、頭が一気に覚醒する。琉威君はタイルの上にそのまま座って、僕はそんな琉威君に体を上乗せている状態だから、肌が凄く密着していて、琉威君の...あそこも僕のお腹にあたってる。しかも、今日は腰にタオルを巻いていないから直にあたってるし...。
「紫音、顔真っ赤。」
「だ、だって!!」
「俺、我慢出来そうにないから、シャワーだけで良い?部屋、暖房付けてあるから。」
「...うん。」
そう返事をすると、琉威君は僕の髪を洗い流す。...で、今度は僕の体を反転させ手の平にボディーソープを垂らして手の平で泡立てる。
「る、琉威...君?」
「何?」
「僕、自分で洗うよ?」
「駄目。俺が洗いたいから。」
と、泡の琉いた手が胸の辺りを撫でる。わ、わ...ちょっと、待って。いきなり胸からは駄目なのに、駄目って言いたいのに、琉威君の手が厭らしく僕の肌を撫でるから、つい声が出てしまう。そんな僕に、琉威君は可愛いとか言って、今度は胸の突起を少し強めに擦ったり、押したり、胸のふくらみなんてないのに、揉んだりして...気持ちいい。
「ぁ...はっ、んッ。もま...ないっで。」
「でも、気持ちよさそうな顔してるけど?」
「だッ、ぁっ、て...も、んぅッ。」
「声、抑えずにもっと出しても良いよ。...すっごく可愛い。」
そう言われた瞬間、いつにも増してドキッとした。今、そんな事言わないでよ。も、我慢できなくなっちゃうから。そんな胸ばかり触らないで、下も触って欲しいっ。うずうずして、僕は自分でそそり勃っている物に手を伸ばし、上下に手を動かす。んっ、気持ち良いッ。でも、もっともっと強い刺激が欲しい。自分の手で触るんじゃなくて、琉威君の手で弄られたい。
「ッは、っ...ぁ...んっく...。」
「あぁ、ごめん。そっちの方が触られたいよな。」
「ひゃっ、ぁ、ぁ...もっ、と、つよッ。」
「強いのが良い?」
僕はコクコクと頷く。琉威君は、右手で僕のを剝いてくれる。泡と僕の先走りが混ざって、グチュグチュと鳴るから恥ずかしいけど、それよりも快感の方が欲しい。だから、僕の胸を左手で弄っていた琉威君の手に自分の手を重ねて、下へと持っていき尿道の辺りをぐりぐりと琉威君の親指で弄る。そんな厭らしい僕に対して、琉威君は何も言わずに弄ってくれる。
「積極的。」
「ぁ...嫌...い?」
「全然?積極的な紫音も好き。」
「んッ、良かった...。」
「すぐそうやって、泣きそうな顔するけど...何か不安あるのか?」
「そ...う?」
「俺が気づいてないと思った?さっきの遊園地でもそうだしな。」
「...琉威君は僕の事、すぐわかるんだね。」
「紫音の事はな。でも、やっぱ後で聞いていい?そろそろ、本格的にこっちも辛いし。」
「うん。」
そう言って、琉威君は僕の体をシャワーで洗い流して、体を拭いてもらいまた抱っこされてベッドまで連れて行かれる。優しく、ベッドの上に降ろされて琉威君が僕の上に覆いかぶさるかのように跨り、キスを落としてくれる。激しいようで、甘くとろけそうな大人のキス。軽いのも好きだけど、このキスの方が好きな僕。琉威君の舌を追いかけるように、舌をくねくねと動かして琉威君の舌に僕の舌を絡める。まだ、長いキスにはなれなくて息をするのが苦手な僕に気づいて、時々息を吸わせてくれる。優しい人。
僕が、この前全身にキスマークを付けて欲しいと言った事も覚えていてくれて、僕の口内を搔き乱していた舌が抜けて行くのが少し寂しいけど、琉威君は僕の手を握ってくれた。そして、服で隠れる所に口付けを落としていく。ホントは、僕が琉威君の物なんだよって事を皆に知って欲しいから、服で隠れないところにも付けて欲しいんだ。でも、そういうと今度は琉威君が困ると思うからまぁいっかなって。一つ一つつけられた赤い痕がジンジンとする。足の付け根とか、ギリギリの所にも印をつけてくれて嬉しい。
「...ん。」
「え、後ろも?」
「...駄目?」
「いいよ。」
僕がうつ伏せになると、後ろも付けて欲しいのかと驚かれたけど、それでも笑って了承してくれた。だって、全身だからそれは後ろも入るよね?背中にキスマークをつけられるのは少しくすぐったいけど、嫌じゃない。僕の心の隙間を満たしてくれている感じがして、嬉しくなる。琉威君の髪の毛が肌にあたるのもくすぐったくてつい笑ってしまう。
「はい、終わり。」
「琉威君、琉威君。鏡見て来ても良い!?」
「え、今から?」
「うん!!」
「いいよ、行っておいで。」
空気を読めてないのは十分承知の上。でもね、早く僕につけられた琉威君の印を見たいんだ。そうしたらね、今度は琉威君に思いっきり抱き着いて、またキスしてもらうんだ。
ベッドから走って全身見える鏡があるバスルームへと入る。湯気で曇ったガラスをタオルで拭いて、鏡の前に立って僕を見た。鏡に映る僕は、体中に色濃く付いた赤い印がいっぱい。琉威君の事だから、わざと濃く付けてくれたんだ。こんなに濃かったら結構長続きするもんね。そう思いながら後ろも見てチェックする。後ろも前と同様に、同じ濃さの印がいっぱいついていて、頬が緩む。
「どう?満足した?」
「うんっ、凄く幸せ!!」
「それだけで幸せになるんだったら、いつでもしてやる。」
幸せと言葉で表しても、表したりなくて、思いっきり琉威君にギューッて、抱き着くと琉威君が苦しそうだったから仕方がなく少しだけ力を緩める。うん...でもね...、遊園地ではしゃいだのと、お風呂で1回イったのと、さっきの印をつけてもらう時にドキドキしたので...つらいかも。
「...もしかして、紫音眠い?」
「ううん...、大丈夫。」
「今日は12時だしもう寝るか。」
「でも、琉威君とする。」
「とか言って、半分目閉じてるけどな。」
仕方ないな。と言って、琉威君は僕を抱えてベッドに寝かせた。...駄目、今横になったらすぐに寝てしまいそう。そう思っても、琉威君は僕にパンツを履かせて、スウェットも着させた。...でも、コレ琉威君のスウェットじゃなくて、僕のスウェットだ。とは思うものの、結局僕は意識を途切れさせた。
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