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―――
鼻で息をしろと教えられた後、再び顔が近付いてきてまたキスをされると感じて咄嗟に顔を背けてしまった。
ついでに拒否するように顔の前に手も出てしまって。
それを予期していたかのように左手だけで両手を一纏めに頭上で押さえられ、あいている右手で顎を掴まれ無理やりに重ねられた唇。
いとも簡単に口内に侵入してきた舌。舌を絡めとられクチュクチュと音が立ち、快感が沸き上がる。
「っ、ん…ん、あ…」
長くて深いキスにまた苦しくなってきて、必死に鼻で息をする。
そして、どちらのものか分からない唾液が口の端から頬へと伝う。
「…っは、はぁ…はぁ…っ」
やっと唇が離された時には、俺の呼吸はかなり乱れ、抵抗しようとしているのにその力も入らなくなっていた。
この人、キスが上手すぎる。
背も高くて顔も良くて低音の落ち着く声でおまけにキスも上手くて、ヤクザだということを差し置いたら本当に理想の男だと思う。
でもそれは俺が女だったら…の話で、どれだけ目の前の男がイケメンだろうが俺は男に興味はない。
そのはずなのに、さっきの濃厚なキスで自身の象徴が勃ちあがってしまっているのは何故だろうか。
「暴れるならば加減無しで手荒にするが、大人しくしていれば初夜くらい優しくシてやる」
そう言いながら自身を擦られ腰が浮く。数日前も思ったけれど他人にしてもらうのは、ものすごい快感で。
「ひっ…あっ!」
いきなり右の乳首を親指と人指し指で摘ままれクリクリと捏ねられ驚きの声が上がってしまう。
それに気を良くしたのか、執拗に乳首を捏ねくり回し、そこは次第にジンジンと疼き下半身が熱くなる。
未だに扱かれているモノからは先走りが溢れクチュクチュと卑猥な音を立て始めた。
「は、あっ、んぅっ…」
他人の家で自慰が出来るほど俺は図太くない。
けれど俺は18歳の健全な高校生だ。溜まらないわけがないのも事実。
数日ぶりの身体は欲に正直で。
だんだん込み上げてくる射精感。
絶頂はもう目と鼻の先で。
「あっ、出るっ…、やっ、で、ちゃうぅっ…」
男の手でなんてイキたくないのに、やり過ごせない快感は高まってもうイク寸前だというその時。
「んんっ、あ…やだっ!はな、してっ…」
なんとさっきまで扱いていた手が性器の根元を締め付けイケなくされてしまった。
寸前まで込み上げていた熱は逆流しとても苦しい。
戒める手を退けて少し擦れば解放される。そう思ってまだ自由な手で藤堂さんの手を押し退ける。が、体格の差もある上に力の差も歴然で退けることは容易ではなくて。
戒めていた手が離れた…と思ったのも束の間で、両手をネクタイで縛られベットヘッドへと拘束される。
そしてそのまま四つん這いの格好をとらされて、大きな手が尻を滑るように撫でていく。
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