アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
30 *
-
―――
未だにハッハッと浅い呼吸を繰り返し、怒りと憎しみを込めて睨みつけてやる。
それが更に煽る行為だとも知らずに。
「ほぉ?えらく強気だな。まだそんな余裕があったか」
違う!余裕がなくて命の危機を感じたからこうやって睨み付けてるんだよ!!
どんなネジ曲がった解釈だ。
「まぁそう煽るな。期待には応えてやる」
煽ってないし!期待もしてない!
というか、どんな期待だ。
俺はこの行為が終わってくれることを望んでいるだけで、見事にその期待を裏切るんだよ、今からあなたは。
その証拠に、再びベッドへと押し倒されて胸の蕾をクリクリと弄られている。
「ん、ふっ…」
親指と人指し指でギュッと摘ままれグリグリと捏ねられていれば、自然と鼻にかかった甘い声が漏れて。
あれよあれよと行為は進み、後ろの孔も指が3本痛みなく入る程解され、孔にゴム越しの肉棒が挿入される。
出し入れされる度にグチュグチュと卑猥な音が鳴るのは、ローションのせいであると思いたい。
太く長い肉棒で孔の奥まで突かれ、掠めた前立腺に背中を仰け反らせた。
「あっ、あっ、あっ……ひぁっ、あぁっ」
認めたくないけど、とんでもなく気持ち良くて、漏れる声を抑えられない。
その刹那。
「簡単にイケると思うな」
反り立ち先端から蜜を溢す性器にパチンと輪っかが嵌められてしまった。
これじゃあイキたくても自由にイケない。
なのに射精感は高まる一方で、限界まで膨らんだ性器が輪っかに食い込んで痛い。
「っあ、おねがっ…痛い、取ってぇっ……イキ、たいっ」
「もう出るのか」
「出るっ、あっ…痛いっ、イキたっ…おね、がいっ」
縛めを取ってくれると勝手に期待した俺は地獄へと落とされる。
耳元で囁かれた台詞をちゃんと言えないとリングは取らないと。
しかも、その内容が内容で。
恥ずかしすぎて言えるわけない。
卑猥な言葉を恥ずかしげもなく俺に耳打ちしてくるのが凄い。
でも言わないとイカせてもらえない現実に、唇を噛み締める。
感情を捨てて棒読みで言ってしまうか。いや、それすらも出来ないくらい恥ずかしすぎる台詞だ。
葛藤している間にもパンパンッと止まることなく腰を打ち付けられていて、本当にもう限界は近い。
輪っかに締め付けられた性器はこれでもかというくらい膨らみ赤黒く、ズキズキとかなりの痛み。
恥をかいて快楽をとるか、痛みを我慢するか。
どちらかを選ばなくてはならない。
と言っても、もう悠長に選んでいる場合ではなくて。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 39