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「来週から、入院が必要ですね。日常生活にはもう戻れないことを覚悟して下さい。」
何も、何も聞こえない。
聞きたくもない。
ここは都会にある病院。
「それと、検査があるので明日また来て下さい。咲夜君、心の準備を。」
___________心の準備?
そんなもの、したって何の意味がある?
「・・・や、咲夜!なんでそんなに上の空なの!ちゃんと考えなさい!」
普通はさ、こういう時に優しく声をかけるもんじゃないの・・・?
「そんなんだから、父さんに見捨てられて、兄貴も家を出てくんだよ。」
「咲夜!いい加減にしなさい!」
パシンッ
鈍い痛みが頬から感じる。
「ほら、また。俺もこんなんだからこうなるんだよ。」
1人呟いた声は雑踏に交じれて消えていった。
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