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オタク同士で付き合ってますが恋人が可愛すぎるのでいちゃいちゃしていいですか?
1.大好きな君へ思いを伝えたあの日
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《諒目線》
梟宮の合格通知が届いた時、俺は嬉しくてたまらなかった。
梟宮男子中高一貫校は全国でも有数のホモの発展場。
同性の恋人をつくるには良い場所だ。
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そして入学式の日、クラス表が貼られている靴箱で初めて諒太に会った。
正直、
「同学年にこんな可愛い子が居るんだ...」
と思い可愛らしい容姿に見とれていたら不意に目が合った、彼は可愛らしい笑みを浮かべクラス表に目を戻す。
諒太とはクラスが同じで三年間変わらないので嬉しかった。
俺は諒太に自分から話し掛けていた。
お互いオタクという共通点もありアニメやゲームを話題に話したりして何時も一緒に居た俺らはいつの間にか親友になっていた。
部活動では俺の誘いで一緒に剣道部に入った。最初はキツかったが上達していくごとに喜ぶ諒太が見れてさほど疲れはしなかった。
委員会は各委員会に一クラスから二人委員が出るのでお互い本が好きという事で一緒に図書委員になった。
二学期に学年行事で泊まりがけで長崎研修が有り、俺と諒太は同じ班になり長崎市内を研修した。
出島、長崎新地中華街などにも行き、バスや新幹線では隣同士、ホテルでも同じ部屋。
諒太と一緒だったからかとても楽しく、諒太への気持ちは次第に大きくなっていた。
三学期の終わりに意を決して告白した。
大好きな諒太に。
正直不安だった、諒太は可愛いしクラスメートにもモテている。
もし、好きな人が居るなら応援しようとまで考えていたが諒太の口から出た言葉は意外だった。
「ありがとう、
俺もずっと好きだった」
そう言う諒太の顔は真っ赤だった。
一瞬頭が追い付かなかった。
•••長く感じる沈黙が続く
ふと諒太が口を開く。
「俺さ、長崎研修の時にお風呂でお前の•••その見て興奮したんだ。でも「俺、諒の事が好きなのかな」程度だった。寮の大浴場では気にもしなかったから。けど諒とずっと一緒に居て気付いたんだ。俺は諒の事が大好きなんだって。
だからさっき告白されて凄い嬉しかった•••」
可愛い•••凄い抱きしめたいな。
顔が真っ赤のまま口をキュッとして下を向いている。
許可なんて取るはず無く俺は諒太を抱きしめた。
「っ!?」
諒太が声にもならない声を出しているが無視。
「りょ、諒•••?」
不安そうに上目遣いでこちらに訊ねる諒太。
ああ、なんて可愛いんだ。
俺だけの諒太にしたい。
「もう我慢出来ない、付き合おう」
俺はもう一度告白した。
諒太の返答は•••
「うん、付き合おう。大好き。」
こうして交際を始めた俺らはやがて中学三年生になり、交際2年目に入っていた。
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