アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
疑惑③
-
その日放課後、教科書とノートを開き、勉強をしようとするが全く手につかない。
朝からずっと同じことだけ考えてる。
礼央は、あの朱梨という女の子と付き合うんだろうか。
今度映画を見に行った時に告白するんだろうか。
なんとかして阻止はできないか。
、、、、、。
『最低だな』
礼央の恋愛の邪魔をしたところで、礼央が僕に振り向くことはない。
“ただの友達”
恋人という関係になるのは絶対に無理なんだ
『いっそ女に生まれたかった』
小さくそう呟いた時、
携帯にメールが届く合図がなった。
誰だろう。知らない番号、、、
携帯を開いてメールを見てみると
【今日、バスケ部に迎えに来ない方がいいよ】
だれ?
迎えにかない方がいいって、、、バスケ部の人だよな、、、
あ、もしかして、ポケットに入れた紙切れをみる
あの日もらった真壁の電話番号
やっぱりあいつか
【なんで?】
真壁に理由を聞いたが、そこから返信はなかった
なんなんだよ。
別にお前に指図される覚えはない
僕はいつも通りバスケ部のいる体育館に向かうことにした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 33