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こいつはなんなんだ?
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次の日の朝
いつも通り5時に起きたが、
昨日そのまま寝落ちし、服がシワシワに
なってしまったことに
小さく舌打ちをする。
「あいつのせいでさんざんだった…」
とりあえずシャワーを浴びたいと思い、
共同であるシャワールームを適当に
廊下にいるやつに聞いたら、顔を赤くされた。
人の顔見て失礼なやつだな。
シャワーを浴び、身なりを整える
そろそろ行こうかと思った8時30分頃に、
部屋のドアが軽快にノックされた。
「good morning!迎えに来たよシュン!」
ドアを開けると朝から眩しいくらいの
笑顔を無償で振り撒く奴がいる。
昨日突然俺の目の前に表れた
エリックという男
…いや、まてよ、
「なんでここにいるんだよ。
そもそも、なんで俺の名前を知ってる?」
そいつは目をパチクリさせ、
また眩しいくらいの笑顔で
「昨日迎えに行くっていっただろ?
それに、キミのことなら名前以外も知ってる。
学園中にキミのことを知らない奴なんて
いないんじゃないかなぁ?」
「は…?」
なんだそれ、そんなの聞いてない
学園側だってそんなに大々的に
発表してないはずだ
多分。
「キミのことをもっと知りたいけど、
俺は新学期早々遅刻する趣味はないから
歩きながら話そう!」
「お、おい!!」
手首を取られ、歩き出すエリックに引っ張られる。
廊下を歩く生徒に声を掛けられると上機嫌に
挨拶しながら外に出たエリック
その度に注目されるのが嫌だ
なんなんだこいつ…!
こっちだって聞きたいことは山ほどある
なんで俺は学園中に知られてるのか
なんで俺の名前以外もお前が知っているのか
なんでこんなに俺を引く右手が優しいのか
【You are what?】
[お前はなんなんだ?]
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