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苺のような赤い唇に
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背中を優しく撫でるシュンの手が、
チョコレートのような甘い匂い の
シュンが心地よかった。
「エリック、俺部屋に携帯
置いてきちゃったから戻る」
「やだ」
「やだじゃねーよ、連絡来てたらどうすんだ。
てかいい加減どけ」
……なんだろうこれ、デジャヴだ
ゴロッと横に転がるとシュンはそんは
俺を不思議そうに見つめ、
ベッドから立ち上がろうとした
なんだっけ…
──「おい、いい加減どけ」
あぁ、そうだ
「思い出した」
「は?何が…ッ⁉」
グイッとシュンの腕を引っ張り、
ベッドに引き戻した。
ドサッ
「おい、何ふざけて…「シュンと始めて
会ったときもこんな感じだったなって、思って」
「あぁ…確かに」と冷静に分析してるけど、
シュンは今自分が押し倒されていることに
気づいてないのかな?
「シュンって本当、危機感ないよね」
「はぁ?俺にだって危機感くらいある」
3ヶ月前、はじめて会った時の
シュンの瞳には「敵意」しかなかった。
自分に関わる奴は全員敵、そう言ってるような
瞳だった。
でも今は、シュンに「信頼」
されているのがわかる。
たった3ヶ月でこんなに美しく、
可愛い彼を自分が変えたと思うと嬉しくなる
それと同時に心配になる
「…ねぇ、シュン。俺に対して警戒心が
なくなったのは嬉しいんだけどさ」
「男の部屋にノコノコ行っちゃダメなんだよ?
ナニされるかわかんないんだから」
俺が耳元でそう囁くとシュンはようやく
自分の状況に理解したらしく、
一気に顔を赤くさせた。
細い手首をしっかり押さえているけど
背徳感と同時にもっと彼を自分色に
染めたいという感情が出てくる
「おい、ふざけんな…!」
「俺はふざけてないよ」
そう言うと、シュンは俺から
赤らめた顔を背けこう言った
「お前…ほんっと訳わかんない。
お前といると楽しいし、もっと一緒にいたいって
思うけどそれと同時にもっと苦しいしつらい。」
どうしようシュンがかわいすぎる、
俺がシュンをそんな風に思わせれてると思うと
嬉しくて堪らなかった。
「シュンかーわい」
「可愛いって言うな」
「ねぇ、今は?今、どんな気持ち…?」
もうお互いの鼻がくっつきそうな距離だった。
「ドキドキしすぎて…死にそう」
「はは…なにそれ最高」
…俺もだよ、シュン
そう答える変わりに
シュンの苺みたいな綺麗な赤い唇を奪った
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