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※夢中になる
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「シュン…口開けて…」
言われるがままに口を開けると
エリックの舌に絡み取られる
チュッ…ピチャッ…
どうしよう…気持ちいい…
目からは何故か涙が溢れてきて
キスが気持ちよすぎて何も考えられなくなる
「ふぁ…んぅッ…」
「ン……。」
お互いの唇が離れるとどちらのものとも
わからない銀の糸がツゥと残った
「はは、シュン…すげーエロい顔してる…」
「ん…?」
なにが?そう思って首を横にコテッと
傾げるとエリックは苦笑いしながら小声で言った
「ほんっと、無自覚ってたち悪いなぁ…」
エリックは俺の首もとに顔を埋め、耳元で囁いた
「俺以外の前でこんな表情見せないでね?」
そう言ってわざとらしくゆっくりと
首筋を舐めるエリックに、
体が勝手に反応して声が出てしまう
「やッ…エリ、ック…んぁっ」
エリックのクスリとした笑い声が聞こえた後、
チクッとした痛みが首もとに走った。
「なに…?」
「俺のシュンって、印」
印…?
なんだそれ、と聞く前にエリックがまた、
軽く触れるだけのキスをしてきた
「ねぇ、シュン………」
コンコン
「「⁉」」
叩かれた扉を二人で凝視した
誰だ……⁉
冷や汗が出てきた背中と、
さっきの会話が聞かれたらどうしようと
焦りが出てくる
「エリック~…?部屋にいるぅ~?」
それはルイの声だった。
何故かホッと胸を撫で下ろし
エリックは平常を装い、扉に向かって言った
「な、なに?ルイ?」
「メール見たー?シュンも既読つかないから…
明日のことでもっと決めたいことあったから
10分後に僕の部屋集合って言ったんだけど~…」
メール?見れるわけがない。
さっき部屋に携帯を取りにいこうとして
何故かエリックに押し倒されたのだから。
どうするんだ、とエリックを睨むと
エリックは、シッ、と人差し指を唇に当てながら
「Ok、シュンはシャワーでも浴びてるんじゃ
ないかなぁ?後でシュンとルイの部屋に行くよ」
「わかったぁ」
そう言うとルイの足音は遠ざかっていった。
「危なかったね、
まぁバレてはないと思うし大丈夫だよ」
「ばか!本当ばか!」
「シュンも満更でもなかったくせに」
反論できない俺がいるのが悔しい
エリックはクスリと微笑むとトンッと俺の首筋を触り
「キスマークついえるから」と言った
急いで鏡で確認すると、
確かに赤い斑点がひとついていた。
さっきの痛みはこれか!
「はぁ⁉お前…調子に乗んなよ…」
「へぇ、そんな生意気な
口聞いていいのかな?お姫様。」
「ぶっ飛ばすぞ」
「本当はもっとしたいでしょ?シュン」
「はっ、その気にさせてみろよ?」
「いいよ」
「もっと夢中にさせてあげる」そう言って
エリックは俺の額にキスをした。
見上げたエリックはムカつくくらい
カッコよくて、胸がドキっとしたけれど、
絶対エリックには言わない。それに
俺はもう、お前に夢中になってる
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