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彼らが幼稚園児になりまして。2
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ことの発端、作者が来たのは昼頃だ。
"やーやー恋くん!お久しぶりですね!!"
「…どうも。」
"嫌そうな顔しないでください。たまには可愛い琉さんたち、見たくないかなと思って今日は来たんですから!"
とか言ってはしゃいでいた気がする。
琉さんたちにはすでに何かを仕込んでいたらしく、嫌な予感がした俺は、明希と千秋を家に呼んだ。
そして、夕方17時。
インターフォンがなって今に至る。
「なんでおれのいえに、しらないひとがいるんだ。」
琉さんが泣きそうな目をしてそう言う。
どうも俺たちの記憶はなくて、ここは琉さんの家…になっているらしい。
琉さんたち3人が知り合いっていうのは変わってないみたいだ。
「りゅ、琉さん?えっと、俺は琉さんのお父さんとお母さんに頼まれて、ここに来た、その…えっと…」
混乱させないように説明してみようと思うけど、そもそもうまい説明が思いつかない。
「…ともだち、になりにきてくれたの?」
目をキラキラとさせてそう言うのは翔也さん。
…ああ可愛い。
「あ、うん!そうだよ!」
「なんだ、そうなのか。」
琉さんは納得してうんうんって頷くし、翔也さんは嬉しそうにニコニコしてるし、紘さんもわかりにくいけど嬉しそうな顔をしている。
「恋…これはさ、どうしたらいいの…?」
「とりあえずこのままなんとかするしかないでしょ…」
戸惑う明希にそう言い、作者が言っていたことを思い出す。
3日間、楽しめと言っていた。
つまりこの変な状況は3日続くってこと。
ということは、今日が1日目だとして、明日と明後日はこのままってことだ。
「3日間で、元に戻るはず…だからそれまでの間は、頑張ろう。うん。」
「ね、ねぇ、恋。僕、これどうするべき?」
明希と話していた俺は千秋の声に振り返る。
すると千秋のズボンを紘さんがぎゅうっと握りしめている。
「…か、可愛い…」
明希がそう呟いてへらぁっと笑う。
「…よし。俺の家に泊まっていいから、明希と千秋、必要そうなもの持ってきて。それから、琉さんと翔也さんと紘さんは明日と明後日は仕事に行けないっていうのを連絡しとこう。」
「わかった。」
明希がそう言い、千秋も頷く。
こうして俺たちの、お泊まり会&お世話会が始まったのである。
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