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#テレセク
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「あぁっ…ん、あ…あっ…」
『後ろも触ってやらなきゃな?』
グチュグチュと音がするくらいになった頃、成宮がそう言った。
「やっ、それは、むりっ…!」
自分で後ろを弄ったことなんてなくて、それは怖い。
『そんだけトロトロなんだから簡単にできる。先走りを掬って、後孔に指を入れれば、いつもトロン、ってするだろ?』
「ーーっ!」
電話の向こうの成宮は、絶対ニヤって笑ったと思う。
『ほら、ヒクヒクしてんじゃねえか。』
そっと自分の後孔に触れたら、本当に成宮の言う通りだから腹立たしい。
ヒクヒクと収縮して、指を中に誘い込んでいる。
『一気に突っ込んでやってもいいけど…ゆっくり、な。』
たまにこうして優しくしてくるのも腹立たしい。
「んっ、あ…あぅ…」
そしてそれに従う自分も、腹立たしい!
「あっ、や、だめ…」
『お前のいいところ…ここ、な?』
成宮がそう言った時、確かに自分のいいところに当たった。
「んぁっ、あ…や…」
『スリスリって、擦ってやるだけで腰揺らすくせに。』
「やぁぁっ…」
指で優しく押すようにそこを擦る。
やばい…気持ちいい…
『もうお前のそこは開発中だからな。感じるはずだ。』
開発ってなんだよ!!何してくれてんだあいつ!
って思うけど、それ以上に、体に駆け上がる快感が強くて、頭がとろけていく。
「け、ご…けいご…もっと…」
『ふっ…欲張り。指増やしてやるよ。』
「んぁぁっ…」
指を増やすと、きゅん、と後孔が締まって、それでまた余計に感じる。
『ほら、前も触って、思い切りイかせてやるから。』
「あ、や、だめっ、あ、あ…」
『こーら、そんなに声出したら気づかれんだろバカ。』
「んぁっ、だ、ってぇ…」
『声抑えないと…また誰かに見つかるぞ?あぁでも…見られながらイきたい?』
「んっぁぁっ…!!」
ぎゅっ、と唇を噛んで、必死に声を抑える。
『…はっ、イった?』
「はぁ…はぁ…」
自分の手を見たら、どろっ、としたものがついていて、頭が冷静になってくる。
俺、何してんのまじで。
「ーーーッ!成宮のバカ!」
それだけ言って、俺は電話を切った。
そのあと俺は、手を洗うために手洗い場に行って、恋と遭遇した。
恋もテレセクしたんだ…ってすぐにわかった。
だって俺と、同じなんだもん。
それで、お互い大変だな、って話をした。
恋には完全にバレたけど、さっき見られてたのも恋だったから、少し安心した。
本当に他人に見られたら死ぬ。
そんなこんなで、俺たちの旅行は、何もなくして終わる、なんてことはなかったわけだ。
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