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副社長サマ!2
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先に到着し、入り口で鷹島グループ総帥がつくのを待つ。
「成宮、香水は?」
「用意してあります。」
そう言って差し出された黒い紙袋。
中身は愛海に送るプレゼントだ。
面倒だとは思うけれど、これがあるのとないのとでは、関係性が変わってくるのだ。
「おぉ、傑くん、待たせてしまったかな?」
「いえ、先ほど着いたばかりです。」
「こんにちは、傑さん。」
ニコリと笑う愛海に、傑も爽やかな微笑みを向ける。
愛海は確か、琉や翔也よりも年上だった。
「愛海さん、こちら、よろしければ。」
爽やかな笑顔のまま、愛海に香水を差し出す。
傑本人は香水をつける女性は大嫌いだが。
「まあ、嬉しい。でも毎回もらってしまって…いいの?」
「俺が好きでやってることですから。」
ニコリ。
心と噛み合っていない笑顔を浮かべれば、愛海はポッと頬を赤らめる。
(めんどくせえ。)
嬉しそうにしている総帥を見ると、どうしようもできないが、はっきり言えば、今すぐ投げ出して帰りたい。
「それじゃ、食事にしようか。」
総帥がそう言い、総帥、傑、愛海の3人は個室に入る。
成宮や、総帥の秘書は部屋の外に控えた。
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