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34話
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「なにこれ…」
「どーした?」
次の日の朝、登校すると下駄箱に手紙が入っていた
「ひゅ~今時ラブレターなんてな」
「翔大うるさい」
「ひどっ」
手紙を手に取り名前が書いてないか確認する
「名前書いてないな」
と翔大が代弁する
「あぁ…」
「なぁ、手紙読んでみよーぜ」
「お前が貰ったわけじゃないだろ」
「まぁいいから」
「はいはい」
カサっ
封筒から手紙を出す
そこには1枚の手紙が入っていた
「んーと…?」
「今日の放課後話したいことがあるので空き教室に1人で来てください…?」
「お前が読むなよ」
「また告白か~~~~?」
てか、また空き教室かよ
行きたくない
「行くの?」
「まぁ、無視するわけにもいかないだろ」
「でもわざわざ1人で、って書くところがおかしい気もするけどな」
「お前、モテないからって妬みか?」
「はぁ??!ふざけんな!こっちは心配して」
「うそうそ…ジョーダンだよ
まぁ変人でも殴って即帰ってくるし大丈夫」
「奏汰」
「なに?」
「あんまり気を抜くなよ?」
いつになく翔大が真剣な顔になる
「へいへい…
やぁねお母さんったら心配性なんだから」
「バカいうんじゃありません!こんな子に育てたつもりは無いよ私は!!」
と笑いながら叩かれる
「何だよその設定」
なんて笑いながら教室まで歩く
翔大の言うとうりもう少し警戒しとけば良かったのだ
後に後悔するなんて俺は知らない
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