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45話
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「おいっ!早いって!!」
「…。」
「ちょっ、聞いてんのか!!なぎッ…わぶっ」
「っあ、ごめんなさい…」
「ってぇ~…急に止まるなよ!!」
「すいません…」
そう言うと凪斗はその場で俯く
「凪斗?」
俺は顔を覗き込む
「俺、案外心狭いな」
「え?何?」
「先輩!」
「ん?」
「弟とはもう、会わないと思いますが!1人で会ったりとかしないで下さい!!」
「何でだよ」
「何でもです!!」
頑なだな
ここまで来ると……
「凪斗って、泰兎の事が好きなのか?」
「……っはぁ!?!なんでそーなるんですか!!」
「弟と会うなとか…1人で会うなって…つまりそーいう事だろ?」
弟と関わるなって事だろ
「違います!!!!先輩鈍感なんですか!!」
「はぁ!?俺が????なわけねぇだろ!」
「分かってない!ほんとに!!」
「まぁ、こんな俺が言うのもアレだけど…兄弟でもいいと思うぞ」
触れてほしくない事もあるよなと思いポンと肩に手を乗せる
「…先輩のバカ、アホ、マヌケ」
「俺先輩だからな?」
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