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52話
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ズキズキ
ドクドク
「ッ…う…」
痛すぎて血管が沸騰しそうだ
こんなのは久しぶりかもしれない
聞き慣れたクラスの声も
耳に届くすべての音は雑音にしか聴こえなくて
うるさい、煩い、五月蝿い、ウルサイ
耳を塞ぎたくなる
「奏汰?」
ハッ…
上を向くと心配そうに見つめる翔大がいた
「翔大…なに?」
「大丈夫か?」
「あー、、やっぱり保健室行ってくる」
「付き添うぞ?」
「いや、大丈夫…さんきゅ」
「倒れんなよ~~?」
「ふっ、バカ野郎」
倒れるかよっと残して教室を後にする
とは言え少しやばい
やっぱり治ってからにしようか…
移しても悪いしな
あー、、何つったけ名前
1年の、うーん何君だっけ?
顔は覚えているが名前が出てこない
う~~~~~~ん、、
っ!そうだ陽光だ
陽光には悪いが今日は辞めておこう
で、
あいつ何組…?wwwwwwwwwwwwwwww
もー考えるのもめんどい
あーーーーー、、
頭がぐるぐる ぐちゃぐちゃ
気持ちが悪い
何かもう…
いいや
俺が意識を手放そうとした時
「先輩?」
俺が今1番
聴きたくなかった声
そして
会いたくない人
アア、最悪だ
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