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ゴールデンウィークの最終日俺は総合運動公園の体育館に来た
これでホントにバレーとはおさらばだ
『観客席じゃなく体育館にこい!』
なんだこれ
着信が着て携帯を見れば西谷からだった
西谷に言われたとおりホールに向かうと場違いな俺に全員の目線が集まる
「あ、田所くんこっちです」
武ちゃんが俺に気づき手をあげる
取り合えず俺は武ちゃんのほうに向かいぬるっとベンチに座らせられた
「事情は西谷くんから聞いています。まぁ座ってみてください。烏野は今、変わろうとしています」
「鵜飼だ。コーチさせてもらってる。まぁ今日までだがな」
武ちゃんの隣に座るとイカチー金髪の兄ちゃんが声をかけてきたから、一応俺も挨拶しておく
「田所綾斗です。これ見たらコーチしなくて良いって条件なんで来ました。よろしくお願いします」
「コーチ!?選手じゃないのか?」
「俺、もう選手生命終わってるんで」
にへらっと笑った顔に何かついていたのか鵜飼さんは複雑な顔をした
試合が始まった
烏野の10番と9番のコンビには驚いた
てか10番目をつぶってないか?トス見ないで打ってんのか?
なんだそれ。意味わかんね
それができる9番。なんなんだよ
天才...かぁー
いいよな。天才
『なんでも出来て』
中学のときの嫌な記憶が一瞬よみがえった
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