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「ごめんね、田所くん。影山くんはいい子なんだけどね。ちょっとバレーのことになると周りが見えなくなる所があるんだ」
「あーみたいですね」
「あ、いけない!僕は職員会議があるのでいきますね。分からない事があれば、マネージャーの清水さんに聞いてください」
武ちゃんはあわてて体育館を後にした
「3年の清水潔子です。これからよろしくね。綾斗くん」
笑顔で話しかけてくれた先輩の口元のほくろがセクシーだった
それに俺も笑顔で答える
「よろしくお願いします。清水先輩」
ぞくっと背筋に目線を感じそちら側を見ると西谷と田中がこちらを睨みつけていた
なんか、ガルルルルルって聞こえる気がする
「あーいつもの事だから気にしないで」
「こら、西谷田中!練習に集中しろ」
「「はいっ」」
あぁそういえば西谷が言ってたな。マネの先輩がめちゃくちゃかわいいって
確かに、この先輩すごくモテるんだろうな
「すまない。遅くなった」
そこに鵜飼さんが入ってきた
「集合!」
澤村さんの号令で全員が鵜飼さんの所へ集まる
俺も清水先輩と一緒に鵜飼さんの所に向かった
「よろしくお願いします!」
「「「よろしくお願いします」」」
「おう。じゃぁ練習すんぞ」
「はいっ」
みんなが散って練習を再開する
俺は鵜飼さんの近くに行った
「お前コーチやる気になったんだな」
「鵜飼さんがいるなら俺が居る意味はないかもしれないですけど。やっぱバレー、諦めきれないんで少し早い復帰です」
「過去にお前に何があったかは俺は知らない。けど、今が大切だ。俺もコーチなんて今年が初めてだし至らない所はある。だから、それをカバーしてもらえると助かる。頼んだぞ綾斗」
「はいっ」
俺はここに要らないかもしれない。けど、西谷が導き、鵜飼さんがスタートラインをくれた
後は俺がどれだけ頑張れるか、かー
ここを俺の居場所にしたい
そう強く思った
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