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土曜日俺は部活を休んでリハビリに来た
最近ホント真面目に通っていると思う
毎日のリハビリに週一の半日かけた体作りを兼ねたリハビリ
夕方の4時頃に終わり帰ろうとすると、待合室にまた蛍がいた
おい、マジかこいつ
「おい、蛍」
肩をたたいて合図すると蛍は少しうれしそうに笑った、とおもう
「お疲れ様です。綾斗さん」
「おー。じゃ帰るぞー」
「はい」
ホント2人の時は素直だよな
いつものように蛍に自分の自転車を押させ歩く
「テスト勉強どうだ」
「最悪です。どうやって日向と王様は入試パスしたんですかね」
「はは、そんなにか」
俺が他人ごとのように笑ったからか蛍が少しむっとした顔をした
あー取り合えず機嫌とっとこ
「蛍は?蛍はテスト大丈夫か?」
「え?僕ですか。赤点は取らないと思いますケド」
「その心配はしてないよ。あいつらと俺に付き合って自分のこと出来てないじゃないかなって」
「まぁーそこまで日向と王様には付き合ってはないですし、綾斗さんを待ってる時間は勉強してますから」
「そっか。蛍はさ、75点って感じだよな。あーバレーがな」
「え?急ですね」
ちょっと馬鹿にした言い方された
「いいだろ、別に。日向は100点か0点のどちらかしか取れないプレーヤーだろ。田中とか旭さんもどちらかと言えばそいうタイプのプレーヤーだし、みんなやっぱ100点取りたいだろ、かっこいいし」
「そう言うものですかね」
「おう」
俺は少し小走りになり蛍の前に出、蛍を指差す
「けど、蛍は違う。俺好きよーそう言うタイプのプレーヤー。だから75点ちゃんと取り続けろよ。期待してるからな」
「え、あ。はい」
俺の真意が伝わったかどうかはわからない
けど、こいつの事は鵜飼さんから預かってる
絶対に芽を出させてやるからな
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