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次の日の放課後も谷地ちゃんは来た
すぐさま日向が駆け寄っていく
「谷地さぁーーーん!午後の英語の小テストさっき教えて持ったとこ出て3分の1も点取れた!!」
「「わっしょーーい」」
谷地ちゃんと日向が一緒になってジャンプしてるのをスガさんと旭さん、蛍と一緒に見守る
「日向のコミュニケーション能力の高さよ。もう仲良くなってる」
「すごいですねー。俺にもあんだけあったらなぁ」
「綾斗さんは今のままで十分デショ。ただでさえ・・・のに」
「ん?なに蛍?」
「いえなんでも」
「ホント月島は綾斗に掛かると素直だよな」
今の蛍、素直か?
「アップ始めるぞ!」
大地さんの声でみんなが行ってしまったので俺は取り合えず谷地ちゃんの所へ自己紹介しに行くことにした
「2年4組の田所綾斗です。よろしくね。谷地ちゃん。谷地ちゃんって呼ぶと噛みそうだからやっちゃんって呼んでも大丈夫?」
「はっはい」
「きれい。男の人だよね。綾斗って言ってたし、でも女の人みたいに美人。まつげ長い。きれい。唇とかもぷっくりしてて」
俺は居たたまれなくなって声をかける
「あのさ、全部口から漏れてるよ」
「っすいやせんでしたっ」
がばっと音がしそうなほど頭を下げられた
助けを求め清水先輩をみるとすぐに駆けつけてくれた
「仁花ちゃん。じゃぁ今日は見学だね」
「しゃっち!」
「あ、でも流れ弾には気をつけてね」
俺はその隙に逃げ出す
ホント初対面のコミュニケーションって苦手だ
バレーの時はバレーの事だけ考えてれば取り合えず初対面でも成立してたからこういうバレー以外でのコミュニケーションってどうやって取ればいいかわからん
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