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話が終われば
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「なるほどなー」
花巻さんはそう言いながら及川さんの部屋を物色し始めた
「ちょっとマッキーなにやってんの!?」
「もう話はいいからゲーム」
「ゲームならそこの本棚の隣にあるぞ。マリカーしかないけどな」
岩泉さんがノールックでせんべいをかじりながら答える
「お、さんきゅー」
「ちょっと岩ちゃんっ!」
花巻さんはゲーム機を取り出すとテレビへと繋ぎ始めた
「さー綾斗くんもやろぜ」
「俺、ヨッシー一択なんで」
「おっけー」
花巻さんに誘われ俺もゲームの方に体を向ける
ゲームなんて普段しないし、マリカーなんて小学生以来だ
懐かしくはあるがこの実機はなんなのか知らない
「てか、ロクヨンって古すぎない?もう絶版してるし」
「おじさんが遊びに来た時置いてったの!俺のじゃないっ!」
「じゃぁ俺、キノピオな」
松川さんもテレビの方を向きゲーム機を見て驚いていた
俺と花巻さんと松川さんはマリカーを始める
「なんなの!? 無視!?」
「岩泉はやらないのかー?」
花巻さんがキャラを選びながら岩泉さんに声をかけた
「あーまぁ後ででいいや」
「おっけー」
コースをモ~モ~ファームに決定しスタートする
走り始めると松川さんが俺に話しかけてきた
「てか、なんで綾斗ヨッシーなわけ?」
「え?可愛くないですか?ヨッシーって」
「女子かよ」
「ちんこついてます」
岩泉さんがお茶を噴出す
「うわ岩泉、汚なー」
「っその顔でちんことかいうな!」
「岩ちゃーん。なに顔赤くしてるのー?」
「うるせぇっ及川!ぶん殴るぞ!」
あーホント青城仲いいなー
俺は体を曲げながらカーブを曲がった
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