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Bチームのリベロを始めて約2週間が経ち、夏休みなる
自主練に入る前俺は鵜飼さんに呼ばれた
「綾斗」
「何ですか?鵜飼さん」
「お前、セッターの練習はしなくていいのか?」
そう俺はあの話を貰ってから一度もセッターとして誰ともあわせていない
「あー大丈夫です。俺の練習にあいつらを巻き込んで試合に負けでもしたら合宿に行く意味がないですから」
「まぁそうだけどよ」
「それに俺、即席チームとか急に知らないチームのセッターとかよくやりましたから多分大丈夫ですよ」
俺はボールを片手でポンポンと上げるのをやめ鵜飼さんを見た
「自分で言うのもあれですけど。一応世界を見てきた人間なんでまだセッターとしての技術で、ここにいる誰にも負ける気はありません」
「ホントお前バレーになると性格がコロコロと変わりすぎだろ」
「そうですかねー?」
俺はまたポンポンとボールをあげる
「綾斗ぉー!トス教えてくれー」
少し離れた所で夕がぴょんぴょんと飛んで俺を呼んだ
「おー、今行くー」
俺は手を止め、鵜飼さんに敬礼してみせた
「行ってきまーす」
「おー頼んだ。俺も第一体育館に行って来る」
鵜飼さんは体育館を出て行った
俺は夕のところへ来た
夕は両手を合わせて軽く目を瞑る
「旭さんサーブの練習に行っちゃって誰もアタック打ってくれないんだ!だから綾斗また頼むっ!」
「はいはい。その代わり
「鵜飼さんには秘密だろ!心得てるぜっ!」」
「おーじゃぁ始めるぞ」
俺は取り合えず夕が上げやすい様にオーバーでセッターに持っていってやる
「おっしゃーっ!」
夕がアタックラインで飛ぶ
スカ
「マジかよ」
ボールは夕の後ろへと通り過ぎていった
「はーい。もう1回な」
「おっしゃこーい」
俺はもう1度同じ所へボールを持っていく
べちゃっ
「おい、今のドリブル」
「くっ」
夕は本気で悔しがっている
「夕さ、取り合えずパッって言いながらトス上げてみろよ。後、脇閉める」
「おう、分かったっ!もう1回ーっ!」
ホントに分かってるのかよ
「おー。行くぞー」
俺はもう1度同じ所に持っていく
「おしゃーっ」
ぽこっ
まぁ変な音はしたが上場っ
俺はそれに合わせて飛び左で打つ
ネットに近いボールを打つために体をネットと平行にして中指から小指のまでの手のひらで打った
ボールはアタックライン付近に落ちる
「どうだっ!」
「旭さんに上げるなら少し低いな。後、ネットに近すぎ。これじゃ誰も打てない」
「くっ。綾斗っもう1回」
「はいはい」
旭さんのサーブ練習が終わるまで約30分俺は永遠と夕の練習に付き合った
俺もサーブ練習したい・・・。
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