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夏の長期合宿
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side 縁下力
夜、宮城を出て埼玉に来た
今回も眠気覚まし係として綾斗は、頑張ってた
俺はかなり寝たけどそれでも眠い
綾斗はもっと眠そうだ。そしてエロい
バスから降りて荷物を降ろしている綾斗を手伝っていると西谷が飛んできた
「綾斗ぉおおおおっ」
「夕うるさい。お願い静かにして」
息多めの少しかすれた声、流れた目線。
エロ過ぎて西谷が固まった
「・・・わかった」
そのままロボットのように方向転換して西谷が去っていく
どうやら西谷には刺激が強すぎたようだ
「なに笑ってんだよ力」
「いや、今の綾斗エロかったなーって」
「冗談よせって」
ホント疲れてるようで、こんな調子で1週間大丈夫なのか心配になる
「いやーホントエロかったねぇー綾斗」
「・・・クロさん」
荷物を全部出し終えた所に音駒の主将とセッターが俺たちを迎えに来てくれた
「・・・どうも」
「研磨くん。おはよー」
力なくニコッと笑った顔はホント可愛い
毎日その顔でいてくれたホント天使なのに
「うわっエロー」
「クロさんうるさい」
一瞬にして怪訝な顔になり綾斗は黒尾さんを睨みつけ歩き始めた
黒尾さんは気にする事なくニヤニヤと笑い、大地さんと話し始める
俺は綾斗の隣を荷物を持って歩く
「まぁ綾斗がエロいのはいつもの事だけどな」
「力はもっとうるさい」
綾斗にだけ聞こえるくらいの声で言うといつものようにあしらわれた
「それにしても綾斗。音駒の黒尾さんといつの間にそんなに仲良くなったんだよ」
「あれが仲良く見えるならお前の目は節穴だ。毎日のようにメッセージが届くの」
綾斗は遠い目をする
「研磨くんとはクロさんとのグループメッセージで仲良くなった」
「そっちは仲良くなったって言うんだ」
随分、あっちは余所余所しそうだったけど
「力さー」
「なに?」
「俺の携帯と交換する気ない?」
「なにを真面目な顔で冗談を、綾斗らしくない」
「俺だって相手するの限界なの。青城の3年と若利さん、蛍にクロさん、赤葦に研磨くん。もうさ、みんな1日1メッセージか1日に1人にして欲しい」
「・・・はぁ?お前なんでそんなに」
「だからさ、力。俺の代わりに、な」
「なおさら嫌だよ!」
綾斗はやっぱり駄目かーと肩を落とした
お前はどっからどこまでが本気なんだよ
なんにしても綾斗はエロいし可愛い
競争率が俺の知らない間に随分と上がっている事には驚いたが
俺もうかうかしていられないな
「俺も今日から綾斗に送ろうかなメッセージ」
「安心しろ。力のは俺、後ろめたくなく無視できるから」
「そこは無視すんなよ!」
俺が綾斗に迫ると綾斗は首をかしげた
「え?だってお前とはいつでも会えるし。何もメッセージでやり取りする必要ないだろ?」
くそ、この天然たらしめっ
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