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翌日、森然の父兄の方からスイカの差し入れが着たので、俺は清水先輩ややっちゃんと一緒に食堂へと向かった
「ごめんね、綾斗くん。みんなの試合見てたかったはずなのに」
「大丈夫ですよ、清水先輩。それよりスイカおいしいといいですねー」
「綾斗くん。スイカ好きなの?」
「好きなんですけど。アレルギーあるんですよねー。あんまり食べると唇が腫れたり肌赤くなったりしちゃうんですよ」
「じゃぁ一番おいしい所綾斗くん食べていいよ」
「いいんですか?」
「みんなには内緒ね」
口元に人差し指を持っていきニコッと笑う清水先輩はなんていうかエロいとおもう
「はい」
清水先輩が話している俺の隣を暗い顔でやっちゃんが歩く
俺はやっちゃんの頭を撫でた
「日向と影山なら大丈夫だよ。あいつらは友達じゃなく相棒だから。完成させるよ新しい速攻」
「はいっ」
さっきよりも明るくなったやっちゃんの顔にホッとする
「綾斗くんって、天然だよね」
「いや、天然っていうのはやっちゃんとかの事をいうのでは?」
その問いに清水先輩は笑うだけだった
スイカを切り終わりみんなの元へと持っていく
「皆さーん。森然高校の父兄の方からスイカの差し入れでーす!」
「「「おぉぉ」」」
体育館から出てみんなでスイカを食べる
俺はマネさんたちと一緒にみんなに配って歩いた
「綾斗はたべなくていいのか」
「お、夕まだ食うのか。俺はみんなより先に食べたから後は全部お前らの分だよ」
美味い所もらったしな
「そうかっ。じゃっもらった」
「おー持ってけー」
夕が2個持って力たちの方へ戻っていく
「綾斗くん」
「清水先輩。どうかしました?」
「音駒のキャプテンの人が呼んでる」
見れば大地さんの近くにいるクロさんに手招きされている
俺が持っているスイカを清水さんに預けクロさんの所にいった
「あー、すまん」
「なんだよ」
俺を呼んだ割りにクロさんは大地さんに声をかける
「昨日、お宅のメガネ君の機嫌損ねちゃったかもしんない」
クロさんは昨日の自主練の話をし始めた
「へー。あの月島が成り行きとは言え自主練に付き合ったのか。で、なんか言ったの?」
「お宅のチビちゃんに負けちゃうよって挑発を」
「確かに月島は日向に引け目を感じてるとこあるよな」
話は月島兄の話になり、蛍が何か囚われているんだろう事がわかった
だからってどうする気もないけど
練習再開の声がかかりみんなが散っていく
「本当にこれでよかったのか?綾斗」
「ん?はい。きっかけはなんでもいいんです。ありがとうございますクロさん」
俺は蛍を目で追いかける
「蛍は、メガネ君は利口だから俺なんかが煽ってもすぐ意図を読まれちゃいます」
今一瞬、蛍と目があった気がした
しかも少し怒ってた顔だ
「他のメンバーも然り。それがわかったらあいつは梃子でも動かなくなると思って」
「へー。よく見てるんだな。チームの事」
「まぁ一応俺、烏野のコーチですから」
「可愛い顔して怖いねぇー綾斗は」
「可愛い顔は余計です」
俺はぎろりと隣にいるクロさんを睨み黙ってスイカの片づけをしているマネさんたちの所にもどった
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