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夏休みの始まり3
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「これはここに移行して下さい」
「あ!そっか‼︎分かった!
ありがとうございます!」
「いえいえ」
「真尋、ここ違うぞ。」
「………」
……どうしてこうなった?
ほんの数時間前、
白鳥さんが出迎えてくれて光を俺の部屋に案内していた。
で、
足立さんに会って、
何するのか聞かれた。
それで光が夏休みの課題をしに来たといったんだ。
そしたら、足立さんと白鳥さんが教えてくれると言って
お言葉に甘えることにしたのだが…
何故俺は足立さんの膝の上に座らされてるんだよ!!?
どうしてこうなった?(大切な事なので二回言った)
「あ、あの…普通に座りた「駄目だ。」
…」
何でだよ!
俺は恥ずか死ぬ‼︎
まだ、光と白鳥さんしかいないからいいけど、
これであいつら(ヤクザ達)がいたら頭から爆発している。
「な、何で?」
「そりゃ、好きな奴の隣に居たいからに決まってるだろ?」
「っ!!?」
え、だからって膝に乗せるか?
てか重いだろうしそろそろ退いて欲しい。
「真尋、ちゃんと食べてるのか?
全然重くないぞ」
「え?」
いやいやいや、重いと思うけど。
どんだけ力強いん?
そろそろゴリラよ?ん?
「て、ちょ、ちょっと!」
いきなり腕をお腹に回されて後ろから抱きしめられる。
「…好きだ。」
「⁉︎…お、俺は…分かりません」
「今はそれでもいい。
いつか、本当に好きになって欲しい。」
そう言って、優しい足立さんはずっと俺のことを待つのだろう。
ちょっと胸がチクリとした気がした。
だが、そんな空気の中、読めない奴が一人
「ヒュー!足立さんかっこいいーー!
ラブラブじゃん〜!」
と野次を飛ばした馬鹿に蹴りをお見舞いしてやった。
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