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first day
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質問されたことで、今度は一斉に自分に視線が集まり、また緊張の波が訪れる。
「えっと…6月で24歳になりました。」
「わかいね~」
女子生徒がキャッキャと話し出す。
イケメン男子が質問したことで少し、クラスの雰囲気が柔らかくなった気がする。
するとまたもやイケメン男子。
「せんせー、彼女いるー?」
こいつ、敬語使う気ないの?
一応、先生なんですけどー。
「一応、います。」
えー残念。
とかいう声がどっかから思いっきり聞こえてきた。
「先生、可愛いもんねー?」
「…じゃあ自己紹介、お願いします。」
あえてのスルー。
気にしてんだけど。今の彼女に告白したときも、自分より可愛い人と付き合いたくないって最初は断られたんだ。
色々あって付き合えたけどさ。
はぁ…
嫌なこと思い出したじゃねえかよ。
俺の地雷踏んだぞ、イケメン男子。
「せんせー、拗ねたー?ちょー可愛い。」
…こいつからかってんの?
「可愛いくないです。やっぱり、窓側の一番後ろの人から自己紹介してください。」
地味な仕返し。
うわぁ、俺初日から印象悪くね?
自分でしたことなのに軽くヘコむ。
「うわーせんせー、ひどーい。ま、いーやっ」
「ヒナ、ウケる~早くしろよ~」
今度は廊下側の一番前の男子がイケメン君にちゃちゃをいれる。
おいおいおいおい。
君、大人しそうだったけど、違うわけ?
もう頼むから早く進めよ?
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