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first day
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あれから、じぃちゃんと少しだけ話してから学校を出た。
今は電車の中だ。
じぃちゃんの話によると、三浦が入学する年にはすでに、三浦向葵が七星高校に入学するという噂が流れていて、その年から受験生が多かったらしい。
そりゃあなー、私立だし金入ってくんなら、辞めさせるわけにもいかないわな。
でもまぁ、こんなん言っちゃ三浦に悪いけど、厄介な生徒もったよなぁ…。
はぁ…
もう何度目かも分からないため息をつく。
最寄り駅まで後少しだ。
そして最寄駅から10分も歩かないところに俺のスイートホームが待っているのだ。
普通のマンションだけどな。
俺は、大学に上がるときに一人暮らしを始めた。
実家とも電車で2時間ほどの距離だから不安とかはなかった。
今はこの環境に満足してるけど、やっぱり自炊とかは大変なわけで、親のありがたさが分かる。
大学の頃は彼女がご飯を作りに来てくれたりしてたんだけど、今はお互いに仕事があって、ほとんど会えてない。
このまま自然消滅するんじゃねぇのかなってくらい。
もう愛が足りないのかなー
なんてな。
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