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broken heart
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「おはようございますっ」
木下先生、もう来てるんだ。真面目だなぁ…
自分の席に座り、隣の席の木下先生に挨拶をする。
「お、宮崎先生おはよ。今日は生き生きしてるじゃん」
朝から爽やかスマイルゲットです。
「昨日は死んでましたか?」
「そりゃあ死んだ魚の目をしてたよ。まぁ元気そうでよかったよ。」
死んだ魚の目…
確かに…昨日は緊張で死んでたな。
「ありがとうございます。今日は昨日よりは落ち着いてるんですけど、初めての授業なんでやっぱ緊張します。」
「そっかそっか。初めてってのは何でも緊張するもんだよね。あ、そーだ。宮崎先生、いつでも空いてる日、呑みに行かない?同年代の先生あんまいなくてさ…宮崎先生来てくれて、けっこう嬉しかったりするんだよ?」
プライベートの話だからか少し声のトーンを下げた木下先生に合わせて話す。
「ぜひ。俺も話しやすい相手がいて安心です。」
ニカッと、笑って見せると木下先生もふわっと笑ってくれた。
「じゃあ、土曜日の夜とかどう?」
土曜日の夜か…
学校終わってからってことだよな?
「あ。じゃあぜひ!楽しみにしてます。」
「うん、俺も。」
やっぱり木下先生のスマイルは癒されますね。
イケメン羨ましい。
俺なんか…可愛い呼ばわり…
まだ根に持ってますけど何か?
ダメだー!落ち込んでどうする!
テンション上げよう!
日曜日は梨花子と会えるんだ!
俺、ファイトっ!
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