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broken heart
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はぁっ…はぁ…
額に汗が滲む。
階段つらいよ!
2-13の教室は5階にある。職員室は2階。遠いわ。
「おっはよー!」
ボフッと腰あたりを叩かれて危うく躓きそうになる。
「お、三浦か、おはよー。でもお前、いきなり危ないぞ。」
「ごめんねー。先生が頑張って登ってんの可愛くてさ!」
関係ないだろ!しかも、可愛いって言うなぁ!!!
「お前なぁ…可愛いって言うなよ。気にしてんだかんな。」
三浦は先に行くかと思ったけど、どうやら俺の隣に並んで行くらしい。
「気にしてんだぁ!かわぃ…あ、ごめん。つい…」
「ついじゃねえよ、あほ!」
持ってる出席簿で頭をパンと叩く。
「うわぁっ、いった。先生きゅーとな顔してんのに、やることは怖いよね。」
ドサクサに紛れてまた可愛いって言ったよな…
英語にしたからっていいわけないだろ。
「お前…もっかい殴られたい?」
「やだ。」
あと少しで5階だけど、俺らのクラスは一番下のクラスなわけで、もちろん一番奥だ。
はぁー。毎日は辛いわ。てか暑すぎる。
「あ、そうだ。お前に話したいことあるんだけど、今日の放課後大丈夫?」
「うん、まぁ。なになに?告白?」
ニヤニヤした顔で聞いてくる。
「あのなぁ…やっぱいいや。とりあえず、今日は早く帰んなよ。教室に残ってて」
「ほーい。」
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