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broken heart
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「先生はさ…あぁ、うん。」
え、自己完結??
「え?なに?言えよ。」
ふふっと柔らかく笑ってから、分かった。と口を開いた。
「先生は、俺のことどう思う?」
何言ってんだ?とはてなマークが頭にポンポン浮かぶ。
「え?あほで、可愛いとか言って俺をイラつかせる天才。」
とりあえず、思ったこと言ってみた。
「あははっ!…やっぱ先生サイコー。」
意味わかんねぇ…
こいつの考えてることちっとも分からん。
「そりゃあどーも。」
笑いながらも、スッと真面目な顔になる三浦。
瞳が少しだけ哀しげな色をしているのは、俺の勘違いか?
「俺さ、実はモデルなんか辞めたいんだよね。…先生とはまだ会ったばっかだけど、先生なら言ってもいい気がするんだ。俺の話聞いてくれる?」
「もちろん。」
俺なんかで大丈夫かな。とか思うけれど、そう言ってくれて、悪い気はしない。
ジトーっと暑い中、お互いに汗がタラリタラリと落ちていく。
「やっぱ、暑いね…」
窓は一応、開いてるんだけどな…
入ってきたとしても、ぬるい風だ。
「だな。」
俺が聞きたいことは、聞いた。
三浦にもう用はない。
つまり、三浦はもうこの暑い場所から抜け出せるんだ。
だけど、コイツは自分から話をしようとしている。
なら、聞いてやろうじゃねえか。
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