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broken heart
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「俺ね…もう5歳の時にはキッズモデルやってるの。」
じぃちゃんからも聞いたけどやっぱそうなんだなぁ。
早いよな。
色々思うとこはあるけどとりあえず黙って聞いておく。
「てか、先生って俺のこと知ってた?」
「ごめん…知らなかった。」
「謝んなくていーよ。雑誌くらいしか出てないし。俺ね、モデルとか芸能界とかそういうの全く興味無いの。」
「そっか…」
「一応、ショーとかCMのオファーは来てるんだよ?でもね、とりあえずは雑誌のモデルしか受けてない。」
ん?オファー?それ毎回断ってたら、あんまりよろしくはない、よな?
「あ、あのね、断ってるのは大丈夫なんだよ。うちの親が一応そっち系で働いてるから。」
「え…」
なんで俺が疑問に思ったこと…
「先生、なんで?って顔してる。ふふっ…先生は自分で思ってる以上に顔に出ちゃってるタイプでしょ」
「…そうなの?」
「そうなの。」
ポンポンと三浦の手が頭に触れた。
「おい」
ーーん?
ってしらばっくれやがって。
「だからね、話戻すけど。コネでやってけてるようなもん。」
俺と一緒…
「ちょっと待って、なんで親のコネ使ってまでお前のしたくないこと続けてんの?」
だっておかしくね?
「ん?それは親が望んでることだから。俺さ、見た目だけはいいっぽいから。最初はね、親が冗談半分でモデルのなんかに応募したんだって。でもさ、今となっては将来の繋ぎみたいなもん?」
「どういうこと?」
先生、よく分かりません。
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