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broken heart
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「カナちゃん、ごめーんっ」
待つこと10分。
梨花子が走って来た。
「ん?大丈夫。ほら、髪ヤバイことになってるよ?」
そういって梨花子の乱れた髪を直してあげる。
ふわふわしてて、気持ちいんだよなぁ。
「ありがと…」
少し照れて笑う梨花子。
約2週間ぶりに会ったし、最近疲れまくってたから癒される。
「梨花子、今日スカートなんだ。」
ヒラヒラしてるワンピースなんて普段着ないのにな。
「うん。意外と楽なんだよー」
「ふーん。」
まぁ梨花子はスタイルいいし、可愛いから何でも似合うけどね。
やばい…俺デレデレしすぎ?
「カナちゃん、いつものカフェでいい?」
いつものカフェというのは、大学のときからのお決まりデートスケジュールに入っている場所。
噴水から歩いて5分くらいのところにある。
「いいよー。じゃ、行こっか。…はい。」
そう言って、右手を差し出すと
小さな手でキュって繋がれる。
「ごめん…汗かいてベトベトだけど…」
「ははっ、大丈夫。俺もだから。」
ーーーならいっか。
ってふわりと笑われちゃうと、もう二日酔いとか関係なくなる。
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