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broken heart
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知らずに寝てたみたいだ。
起きたら夜中の9時だった。
目尻から耳元にかけて涙の線でカピカピになっている。
さっきよりも落ち着いた。
けど、まだ胸が痛いんだ。
梨花子のこと全然分かってなかった。
梨花子が心移りしてたことも、気付かなかった。
いつからだろう。
ふと思っても、多分もう連絡を取ることはないんだと思う。
別れたあと、はいじゃあ今度はまた友達としてよろしく。なんてのは俺には出来ないから。
梨花子ってもっとサバサバしてると思ってたけど、外に出さないだけで考えてることは違ったなのかな。
だとしたら、4年も付き合ってて知らなかった俺って、梨花子の何を見てきたんだろう。
ほんとに最低彼氏だよ。
もうネガティブな思考しかできない。
もう一回このまま寝てしまおうか…
目を閉じる。
それでも明日のことを思うとシャワーは浴びなきゃいけない。
ーーーグウゥ
こんな時でも生憎、腹は減るみたいだ。
冷凍のドリアあったっけ?
それでいいや。
とりあえず、リビングに行ってクーラーとTVをつける。
ソファーに座ってチャンネルを回してみるも、内容がさっぱり入って来ない。
「シャワー行くか…」
独り言も虚しすぎて空気に消えていった。
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