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truth or lie
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職員会議も終わり、
恭さんと一緒に階段を登って教室を目指す。
たまに生徒が俺らを抜かして、急いで階段を駆け上がって行く。
ーーーあと2分で遅刻だぞー
恭さんは、そうやって俺らを抜かして行く生徒に声をかけていた。
「せーんせっ!おはーっ」
この呑気な声は…
後ろを振り返ると、やはり三浦。
「おはよ。ほら、早く行け。俺より遅かったら遅刻だぞっ」
足を進めながら注意する。
「まじーっ?やばーっ!あ、そだ!先生っ、今日の放課後相談乗って!」
返事も聞かずに、とっとと階段を登って行きやがった。
まぁいいけどさ…
「彼方くん、ちゃんと先生ぽいじゃん?」
ニヤリと笑ってくる恭さんに、
「当たり前です。」
と即答で返してやった。
そして、自分たちのクラスの前で別れた。
俺は、三浦の相談てなんだろうなぁ…
と考えながら教室に入った。
「じゃあ号令。」
俺がそう言うと、日直の子が号令をかけてくれた。
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