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truth or lie
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「それとさ、思うんだよなぁ」
パクっと唐揚げを口に入れてもぐもぐしてる爽がなんか可愛く見える。
でも、ひと口大きかったような…
「ん?」
「っつ!げほっげほっ!」
喉に詰まったのか咳き込む爽くん。
ほらやっぱ…唐揚げ意外と大きかったもん。
「ちょ、大丈夫かよ」
ゴクゴクとウーロン茶で流している。
「はぁ…ごめん大丈夫。唐揚げデカかった。」
「ふふっ…だろうなぁ。」
今の爽のドジで少し和む。
「彼方、三浦くんのこと好きになる気がする」
「っぶぶぶっーーーー」
今度は俺が、飲んでいたウーロン茶を吹き出してしまう。
「ちょ、今度はお前かよ!」
ゲラゲラ手を叩きながら笑われた。
「お前が意味わかんないこと言うからだろ!」
ほんと笑い事じゃない。
ふきんで、テーブルに吹き出してしまったウーロン茶を拭く。
「だってさぁ…うん。キスされて泣いちゃったんだろ?それ、嫌だったから?」
「いや…分かんない。」
それは違う気がするんだけど…そうなのか?
「やっぱなぁ。彼方のことだから、なんで?ってワケわかんなくて泣いちゃったんじゃないの?」
「あ、そっちのが近い…かも。」
てかそこにいたわけでもないのに、俺の気持ち分かるって爽くん心理学者ですか?
「だろー?嫌だったら普通股間蹴ってでも避けるって。俺ならそうする!」
股間蹴って…うわ…爽くん怖っ!
「股間は痛いわあほ。」
「いやぁ~、うん。男にキスされて拒絶反応がない時点でもうアレだな。」
「なんだよアレって!」
しかも、少しは拒絶したし!
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