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6話
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家に着くと既に夕方に差し掛かっていた。
「意外と時間かかったね!とりあえず夜ご飯でも作るから、その間にお風呂でも入ってきなよ。」
隼人がそう言いながら、途中立ち寄ったスーパーで買ってきた材料などを冷蔵庫に入れている。
「あ、ありがとうございます・・・、隼人さん、本当に優しいですね。」
トマの頬がこらえきれずほころんだ。
隼人はそんなトマも可愛くて今にも襲い掛かりたい心を必死に抑え、
「はは、そんなことないよ!」
などと冷静を装う。
(今日の夕飯は何がいいかな…)
などと考えつつお米を炊き、オーソドックスに炒め物とみそ汁と副菜のおひたしを作ることにして取り掛かる。
おひたしを作り終わり、みそ汁の出汁を取りつつ炒め物を炒めているとトマが風呂から上がってきた。
「すっごく気持ちよかったです…」
「良かった良かった!きちんと頭拭いたかい?」
と隼人が顔を上げると、あまりの破壊力にクラっとした。
(お、お風呂上り可愛すぎるだろ…!!!!)
心の中で叫びつつなんとか平静を装うも、その姿はとてつもなく可愛いのだった。
つやつやと蒸気する肌や、短パンとTシャツからすらっと伸びる綺麗な手足。
ふうっと息を吐きつつパタパタと顔を仰いでいるトマは、インキュバスというよりも確実に天使だろ!と、それは叫びたくもなる。
「と、とりあえずご飯にしようか!」
努めて明るく、隼人は言いながら出来上がった晩御飯を盛りつけた。
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