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7話
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なんとか理性を保ちつつ、隼人とトマは夕食を終えた。
「さてと…、それじゃあ俺も風呂浴びてくるかな。」
そういうと隼人は浴室へ向かった。
トマは、隼人が浴室に行くのを確認し、ふうっと息をつく。
「隼人さん…カッコいいなあ。あんなに素敵な人が僕を拾ってくれたなんて…奇跡みたいだな。」
そう呟き部屋を見渡す。
男の一人暮らしにしては綺麗に整頓され、インテリアなども統一されている。
「こんなに綺麗な部屋ってことは…彼女さんとか…いるのかな…。きっと…片づけてくれたりするんじゃ…」
自分で想像しながらショックを受け、少し涙目になった。
「はあ…そうは言っても、せっかく僕なんかを家に置いてくれるんだ。早いところ出来るようになって、迷惑かけちゃダメだ!」
自分を励ましてみるが、やはり心は晴れない。
そんな時に、ふっと目に入ったのは、隼人が一人で買いにいって持っていた袋だった。
「そういえば、何か買ってくるって…何を買ったんだろう…?」
気になってしまい、お風呂に入っているうちならと袋を開けて中を覗き込む。
ガチャ
中を見るなり、タイミングよく隼人が戻ってきてしまった。
「お?のぞき見している悪い子がいるね…」
隼人が呟きながら歩いてくる。
トマは顔を真っ赤にしながら、
「あ、その…こ、これは…ご、ごごごめんなさいっ!」
と、急いで袋を置く。
「いけない子だね…。…ははっ!なんちゃって!いいよ見ても。それ、トマ君のために買ってきたものだから。」
中身は、いわゆる大人のおもちゃや、コンドーム、ローションなどなど…。
「へっ、え?!??!!でも、彼女さんのためにとか、そういうんじゃ…」
「ん?何のこと?俺、彼女とかいないけど…」
「い、いや…隼人さんかっこいいし…彼女さんとかいるものだと…。」
あまりのトマの可愛さに、隼人はぐっと顔を抑える。
そして、少し引っ掛かりもした。
「トマ君…もしかして、少し嫉妬した?」
にやにやを抑えきれず聞くと、トマは俯きながら、
「そ、そんな…僕みたいなのが、隼人さんに拾ってもらえただけで…その…嫉妬なんて…大それたこと…」
そうは言ってもトマの顔には安堵したような色が見える。
「うーん…トマ君ったらひどいなあ。俺浮気とかするように見えるのかな?それとも素直じゃないだけかな?」
「え?いや!そんなことないです!!ただ…その…」
「なあに?」
「え…えっと…その…」
「言えないの?言えないなら仕方ないね。素直になれるまでお仕置きしようかな。」
隼人は照れながらもじもじと俯く姿に煽られ、完全にドSスイッチが入ってしまった。
トマが何を言う前に、有無を言わせない声で命令する。
「ほら、おいで。」
「えっ、でも!えっと…でも…その…」
「はあ、こないならこっちから行くからいいよ。…よいしょ。」
隼人はトマの傍まで歩いていくと、俯くトマを抱え上げる。
そのままパニックになっているトマをそっとベッドにおろして、押し倒した。
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