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『秋。秋がもう少し大きくなったら一緒に遊園地に行こうね。』
『ゆーえんち?』
『うん。今はお金が無くて行けないけど…いつか綺麗なお家に住んで、沢山遊びに行こうね。』
『いこーね!』
『そうだ。秋は弟か妹は欲しい?一人じゃ寂しいよね。』
『んー…おとーといもーと?…ほしい!』
『そっか。じゃあ、いつか…ママとパパと秋と弟か妹。4人でたっくさん幸せになろう!』
『んー!』
『秋はいい子だからもう少し、待っててね。』
『いーこだから、まってる!』
ママ
僕は わるいこでした。
「ぅ"、…っ……」
「おはよう、憂くん。」
「……痛、い…っ…、いた…」
パシン、って音がしてほっぺたがヒリヒリする。
ちゃんとお返事しなかったから、叩かれたんだ。
「おはよう、憂くん。」
「…ぁ、…おは、ようございま…す、…っ…」
頭がぼーっとして そのままおはようをする。
手はもう自由で目の前にある。
全部、終わったの…?
「今日はもう終わりだよ。もう悪いことしたらダメだからね。」
「…はい。」
「あ、それと。今日は憂くん沢山悪いことしたから…お風呂とご飯は無しだからね。」
「え、……」
体中がベタベタする。
お風呂、入りたい。
ご飯も食べたい。
先生を見上げたまま動けないでいるとまたパシン、と音がしてほっぺたが痛くなる。
「わかった?」
「…はい。」
僕はまた 穴の空いたTシャツを着て立ち上がる。
お尻が痛くて、何かが足を伝って垂れてくる。
気持ち悪くて吐きそう。
頭が痛い、身体も痛い。
もう身体が やめてって悲鳴をあげてる。
「憂くん。」
「はい、…っ…」
「あと1時間でみんなの部屋の掃除をするんだよ。終わらなかったらお仕置きだからね。」
「…そんな、…」
「なに?」
「わか、り…ました……」
早くしなきゃ。
歩きたいのに身体は痛くてゆっくりしか動けない。
汚くて ボロボロ。
でも
僕は馬鹿だから 仕方ないんだ。
日に日にお仕置きが酷くなって。
その対象も、されることも。
生きてる事がダメ…みたいな感じかな。
10歳になった頃から。
お仕置き、が性的なものに変わった。
性的って言っても子供だから玩具代わりだったんだと思うけど。
毎日痛いしかなかったなぁ。
少しでもお仕置きされたくなくて、頑張ってたんだけど上手くいかなかった。
あの頃は今よりもっと…本当にダメな人間だったから。
頑張っても空回り。
弟にも心配かけちゃったり。
あはは、情けないなぁ…
え?学校?
行ってなかったよ。
俺、馬鹿だったから。
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