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体がふわりと一瞬浮くと、ひっくり返されそのままソファへうつ伏せになるように押し付けられた。
前に拘束された腕が体にめり込んでジクジクと痛む。
何をされるのか唯一自由な耳で探るけれどガチャガチャと遠くで音が聞こえるだけでわからない。
「口を開いて。」
「……ぁ、……」
「飲み込んで。」
「、…ん、っ…」
「口を閉じて。」
「………ぅ…。」
「痺れ薬だよ。無駄な事をしないように。」
そう言われるとそのまま口へまたボールを噛まされる。
そんな事をしなくたって動けるはずもないのに。
抵抗なんてする元気もなくてぐったり体の力を抜くと、言われた通り段々体か痺れてくる。
まるで力が入らなくてあちこち感覚が消えていく。
「先生はね、君を傷付けたいんじゃないんだよ。」
「…ぅ"、……?」
「憂くんは生きている価値は無いけれど容姿だけは綺麗なんだ。その価値は先生だけが知ってる。それを知った顔をする世間が許せない。それに騙されてる君もね。」
「っ、…ぁ……」
言い返したくても何も言えない。
先生、俺は見た目だって綺麗じゃないよ。
だから元々生まれる価値だってなかった。
貴方がそう教えたんです。
俺は ずっとずっと それを信じて生きています。
「憂くん。綺麗だね。」
「ふ、っぅ"、…、!?」
「大丈夫。痛くはないよ。これはお仕置きだよ。いいね?」
「…ん"、…ぐっ、ぅ…っ、…」
痺れ薬のせいで確かによく分からない。
ヒンヤリと冷たい空気に触れたかと思うと、後ろへ何かが入り込んでくる。
違和感に思わず目を見開くけれど真っ暗な視界は何も教えてはくれない。
何かが奥まで入り込み圧迫してくる。
痛みはないけれど、ソレを受け入れた身体は明らかにおかしくなってくる。
熱い、燃えるみたいに熱い。
「お薬を入れたからしばらくは辛いかもしれないけど、きちんと耐えるんだよ。これはお仕置きだ。」
「…ん"、っぅ"…、!!ふ、…ぅ"、っ…」
「イイコでいてね。」
その言葉と同時に耳に何かが詰められる。
その瞬間、音さえも世界から消えた。
光も音もない世界。
燃えるような熱さと、襲いかかる痛みか快感かもわからない強制的な刺激の中で一人置いていかれる。
満足に息をすることも、体を動かすことも許されない。
自分の声すら聞こえない。
俺は今、生きていますか?
***
こんにちは、らいおんです。
今日から更新再開しました。
またお世話になります*
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