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ソファへ寝かされたまましばらく天井を見ていた。
机の上へ置いていた便箋が先生の手でゴミ箱へ捨てられていくのだけは見ていた。
俺の足は手と同じようにガムテープでグルグルと太ももまで巻かれてもう一歩も動けない。
手は、手首を巻かれていたのに加えて腕を曲げた状態で二の腕と一緒にまとめて胴体と巻かれてしまった。
もう 俺は全く動くことが出来ない。
意識があるだけで人形と同じだ。
「今日はきちんとご飯食べた?」
「…はい。」
「何を食べたのかな。」
「味噌汁と、…ご飯。それから、…茄子のお浸しと…和風ハンバーグです。」
「自分で作ったの?」
「いえ、…買いました。」
「そっか。明日からは先生が作ってあげるからね。」
「……はい、…」
明日から俺に自由はないらしい。
そんな話をしていると、何か体の中心が熱くなってくる。
おかしい。
そう気付いてしまったら身体中が熱くなっていく。
「は、っ…ぅ…」
「…何かおかしい?」
「身体が…熱く、て…」
「そっか。ちゃんと効いたんだね。」
その言葉でさっき飲まされた何かの影響なんだなという事はわかった。
でも、頭はぼーっとしてきて息は上手くできなくてだんだん何も考えられなくなってくる。
ただただ身体が熱くて服が擦れるだけでそこがジリジリと熱を持つ。
「憂くん。これはお仕置きだよ。…だから、これから我が儘言わずに耐えるんだ。」
「…た、え…?」
「うん。それだけで許してあげる。」
「はい…っ、…ありが、と…お、ございま……す、…」
舌が痺れてうまく言葉が出ない。
歪んでいく視界の中で先生が笑っているような気がした。
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