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せってi…ゴホン。
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って……
「うおおおおおおおおおおおお!」
空から落ちるなんて聞いてねえええええ!!!!
羽は使い物にならねーし。
魔法は使えねーし
「こ、こんなん。し、死ぬわああああッッ」
アタフタしているうちに地面がもう目の前に迫ってくる。
産まれてきて、この1700年。
あっとゆう間だったが楽しかったな。
ソフィ…シュガー…キャロル…
いいボインな女達だったな…最後にもう一度だけハメハメしとけば良かった…
俺は悔しさに歯を食いしばり目を閉じた。
その瞬間コンクリートに体をバンッと叩きつけられ…
俺は……
…無傷だった。
「ああ、俺不死身だった。」
ふっ…俺としたことが…
完全に設定…ゴホン…完全に悪魔だと忘れてた。
「確か、俺の付き添い人で一緒に暮らすヤツが居ると聞いたが…」
ボインなビッチお姉さんか?
もう、お姉さんか、ボインなら誰でも。
「はい…僕です。」
そう言って空からバサバサと羽を広げ舞い降りてきたのは根暗で地味そうな奴だ
「え、お前が?」
「…はい、」
ボソボソと喋り髪もボサボサで目が隠れていて不気味だ。
俺のボインなお姉さんの夢は5秒で儚く砕け散った。
「女の子?ʬʬʬʬ」
「ご、ごめんなさい。男ですっ…」
オマケに冗談も通じない
「うわ、…まあいい。ほら、これからお前と俺が一緒に暮らす所を紹介しろ。」
「ひっ…わかりましたっ。」
そう言って連れてこられたのはまあまあ豪華な二階建ての家だった。
中は広々としていて大体必要な物はすべて揃っている。らしい…
「へえ、これは全部親父が用意してくれたのか?」
「は、はい。」
なかなか悪くない。
でも…よし、今日は疲れたし。もう寝よう。うん。
本当は付き添い人はボインなお姉さんが良かったけど仕方ないかー。
「俺の部屋って2階?」
「そ、そうです。」
「了解ー。じゃ俺もうねるわ。おやすみー。」
「あ、でも、ちょ。」
俺は階段を上がり2階へ行く。
あれ、部屋が俺の分しかないけど…
あの根暗はリビングにでも寝るのか?
「ま、いっか。」
ドアを開けると広い部屋が広がっていてキングサイズのベットがあった。
俺はベットにダイブして深呼吸をついた。
これから人間共と上手くやっていけるのか
まだ。人間共と会ったことはないが…まあ、俺様のことだから人間界でもモテモテ間違いなしだな。
「ふはははは!ふはははは!」
コンコン
「し、失礼します。」
気まずそうに入ってきた根暗、
「ゴホン…な、なんだよ。」
「あの、ぼ、僕も寝ても宜しいでしょうか…」
「はあ?なんでお前なんかと…」
「ご、ごめんなさい!でもココ僕の部屋でもあるのでっ…」
まじかよ。
「仕方ないな。特別にベットの端っこに寝かせてやる。」
「ありがとうございます…」
ペコペコと何度も頭を下げて
イソイソとベットに上がり横になる根暗。
そーいや、根暗根暗って名前聞いてなかったな。
「なあ、お前名前なんて言うんだ」
「…………。」
返事が返ってこない。
「おい!聞いているのか?」
俺はムカつき
根暗の前髪を掴み引っ張った
「おい!きいて…るの……か。」
髪の下には物欲しそうに俺を見ている目があった。
俺は怖くなり、すぐ髪を掴んでいた手を離した。
すると、戸惑っているのか頭をポリポリとかきながら不気味な笑顔を見せた。
「あ、えと。す、すいません。僕に言ってたんですねっ。」
「お、お、おう。」
こっちのが戸惑ってどうすんだよっ。、
なんだよ、あの目。発情して物欲しそうな目で…俺をっ…
「えと、僕は夕陽(ゆうひ)って言います…」
「へ、へえ。変な名前だな。」
くそ…夕陽か…あまり近づくのはよそう。
「ご、ごめんなさい。俺は淫魔と吸血鬼のハーフでして…名前は人間好きの母が付けてくれたので…っ。」
うわ、珍しい奴だな。
だから、
吸血鬼の特長の長い牙と
淫魔の特長羽があるのか。
きゅ、吸血鬼か…そ、そうだ!
も、もしかしたらこの俺様の血を味見したくて
あんな顔…そうだ、そうに違いない。
俺は怖さを紛らわせるために自分で自分に暗示を掛け平然を装った
「ふーん。じゃ夕陽って呼ぶからよろしく。」
「は、はいっ。僕はなんて…お呼びしたら」
「ルーシュって呼べば。」
「じゃ、じゃあルーシュ様とお呼びしますね」
ヘラっと笑う夕陽に少しドキッとした…
けして、トキメキとかじゃないんだから…///
って心臓なんか俺にはねぇだろっっっ
「お、おう。じゃもう寝るぞっ…おやすみ」
「おやすみなさい、ユーシュ様。」
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