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10年前
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ふとそっちを向くと清都先輩がいた。
咲夜「あ!こんにちは!清都先輩!お家の方、どうでしたか?」
清都「特になにもねぇよ。大丈夫だったか?眠れたか?」
咲夜「はい!昨日まで寝れなかったんですけど、風紀の…。」
秀「…。」
咲夜「うわぁああああっ!びっくりしたぁ。先輩いたなら声掛けてくださいよ!もう!…はぁ…で、秀先輩と寝れました。」
真後ろに秀先輩がいてすごいびっくりした!
って、なんで2人睨み合ってんのかな。
すごく怖いんですが。
清都「なぁ、お前10年前のこと覚えてるか?」
なんか先輩達に因縁があるのかな。
ぼーっと二人を見てると、
咲夜「って僕!?…ん?10年前?」
秀「10年前。」
10年前って何があったんだろ。
僕は半年前のあの時から昔のことを上手く思い出せないでいる。
覚えてるのは初恋の子とお姉ちゃんとお兄ちゃんのこと。
五年前以前のことはこれしか思い出せない。
大事な記憶だけ。
咲夜「僕、五年前以前のことあんまり思い出せなくて。」
秀「…。」
清都「ならいい。」
会ったことあるのかな。
んー。
やっぱり思い出せないや。
そさてその時、バァンと体育館の扉が開く音がした。
いや、体育館の扉ってそんな音して開く?
重いよね?
水樹「咲夜ぁあああああ!お姉ちゃんが来たよー!」
咲夜「え!?お姉ちゃん!?」
「「「「女!?」」」」
こっちに走ってくる。
部外者入っていいの?
待ってツッコミ所多すぎ!
そしてお姉ちゃんが抱きついてきた。
清都秀「「柚樹?」」
水樹「ゆずきじゃない!み、ず、き!!あぁ、君ら随分可愛くなくなったねー。」
でなんで清都先輩と秀先輩はお姉ちゃんのこと知ってるのかな?
咲夜「やぁ、くすぐったい…ふぁあ…だめって!」
変な声出た!!
お姉ちゃんがほっぺと首と耳にキスしてきた。
耳は苦手!!!!
自分で言うのも何だけどお姉ちゃんは僕のことが好き。
僕も好きだけどー。
水樹「可愛いいいい!咲夜!あ、2人とも男の嫉妬は見苦しいぞ♡」
秀「うるさい。」
清都「チッ、お前。なんで女の格好なんかしてんだよ。」
「「「「男!?」」」」
水樹「だってー、咲夜が『お姉ちゃん欲しいっ。』って言ったからじゃあ水樹がなってあげるってなってこうなったの!」
実はこの記憶も未だに思い出せないでいる。
ちょっと5年前ぐらいだから。
みんなは男って聞いてびっくりしてるみたい。
僕がお姉ちゃんって呼んでるからかな?
咲夜「ねぇ、お姉ちゃん。2人のこと思い出せないんだけど。どこで会ったの?」
水樹「え!?あ、そっかぁ。忘れちゃったもんね。チューしてくれたら教えてあげるよ。」
慣れてるから良いんだけどね。
ちゅーっとお姉ちゃんの頬にキスした。
水樹「あー、唇が良かったんだけど。まあいいや。しーちゃんといとちゃん覚えてないの?」
しーちゃんといとちゃん?
え?
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