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食堂にて。
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渢汰がお菓子パーティーの少しをこっちに持ってくるように言ってくれたらしい。
それと手錠も外してくれた。
紫乃「で、初恋ってのはどっちなの!?さくりん!」
耳打ちで紫乃が聞いてきた。
咲夜「えっと、あのね!…ってあれ?どっちなんだっけ?」
紫乃「え!?わからないの?」
咲夜「へへ、思い出せなくて。」
あれ?
どっちだったっけ?
どっちかには「大きくなったら迎えに行く。」って言ったんだけど。
んん?
舞「お前ら、運命みたいだな。」
あ、会長さんだ。
クッキー食べてる。
他にも陸先輩と海先輩もケーキ食べてる。
理央と紫乃は一緒に居るんだ。
渢汰「とりあえず〜、僕らは放っておいていいから。話してどうぞ〜?」
水樹「ありがとう!流石同志よ。」
二人はすごい仲良くなってる。
清都「で、咲夜はなんで思い出せねぇんだ?」
咲夜「…。」
水樹「色々あったの。色々ね。あと知らないかもしれないし、いつか言うことになるとは思ってたから今言っておくけど、柚樹は死んだよ。」
秀「は?」
清都「柚樹が死んだって!?」
水樹「そう、そのことはあまり触れないで。」
少し暗い雰囲気になる。
ふと、奈津の方を見ると苦しそうに笑ってた。
それを側で一葉先輩が見てる。
幼馴染って一葉先輩らしい。
ちょっと前に聞いた。
水樹「あー!もう!空気読んでよ。暗くなっちゃったでしょ。話題変えよ。」
咲夜「あ、あのさ!なんでこのメンバーが10年前一緒にいたの?」
水樹「え?それは覚えてるのかと思ってた!」
10年前。
特に共通点はない。
自分が覚えてるのはしーちゃんといとちゃんという女の子と遊んだこと。
それが初恋だったこと。
それをイジるガキ大将お姉ちゃんと優しいお兄ちゃん。
それだけ。
秀「祖父の家同士が隣。」
水樹「うん。確かそんな感じだった気がする!それで、秀達のおじいちゃんの家の庭がめちゃくちゃ広いから一緒にそこで遊んでたって感じかな?」
あの記憶の断片は2人のおじいちゃんの家だったってことかぁ。
色々、辻褄が合ってきた。
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