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「なんでもったいないことするの!? ちょっと高いんですからね、こだわりのマヨネーズ!」
「うるさい……洗ってない……」
「嘘ついてもムダ! シンクに痕跡があったんですからね」
「ったく。探偵かよ」
「名探偵カズマくんは、ゆーさんのすることならお見通しなんですからね! ぜぇええええんぶッ!!」
──ならば、どうして昨晩の謝罪が無いのだ。
文句とあくびを奥歯でかみ殺す。
「……マジうっさい。ぐじゃぐじゃ言うな」
頭を左右に揺さぶり、なんとか夢から抜け出して立ち上がった。
口うるさい名探偵くんは「まだ終わってない!」とギャンギャン吠えているが、無視。
適当に服を着替え、顔も洗わないまま大学へむかった。
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