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「……俺……いい加減、限界だ……」
「ゆーさん?」
さすがのカズマも俺がいつもと違うと気づいたらしい。ふにゃふにゃしたおちゃらけ顔から一変、フッと真顔になる。
「限界だ。このままいくと……、お前とは一緒に暮らせなくなる」
「やだ……いやだッ! なんでです!?」
一瞬にして青ざめたカズマは可哀想になるぐらい悲痛な声をあげ、俺の腕にすがりついてきた。
「どうしたんです!? 一体ぼくのなにが不満なんですか!? ちゃんと説明してください!」
「……分かってないのか」
一番腹が立つのは、口先で俺のことを好きだ好きだと言うくせに、いざ事におよぶと自分だけが先に満足してすぐに寝てしまうところだ。
これじゃあ、まるで――。
「俺はお前のオモチャじゃねぇんだ!」
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