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「そんなに後ろからが好きならねぇ、自分でアイス突っ込んで喘いでるとこ見せてくださいよ」
「……っ、どアホ!!」
こんなはずじゃなかった。
その一言に尽きる。
俺はもっとカズマと自由に楽しく暮らしたかっただけなのに――。
「とにかく、お前のだらしないところが俺は本当に嫌なんだ!」
「だらしないって何ですか! ゆーさんを愛しているからこそ、イクまで舐めつくしたいって思うのは当然じゃないですか」
「……っ」
「大好きな人を気持ち良くさせて何が悪いんですか!?」
言葉を重ねれば重ねるほど、ワガママなのは俺のほうである気がしてくる。
怒りにまかせて『そんなはずはない、そんなはずはない』と髪をかきむしっても、みじめな気分になるだけだ。
舌打ちしたり、歯を食いしばったり、拳を力まかせに握りしめても、腹の虫はちっともおさまらない。
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