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「行くとこあるんですか!?」
図星をつかれればなおさら腹が立つ。
「ゆーさんったらホントしょうがないですね。じゃあ、ぼくが出て行きます!」
「……は?」
カズマがまたふざけたことを言い出したかと思うと、俺の横を軽やかなステップで通り過ぎ、ささっとスニーカーをはいた。
いっぺんの迷いもなくドアノブに手をかけると、ぐりんと上半身をねじってこっちを振り返る。
「さあさあ! カズマくんが出て行っちゃいますよ! いいんですか!?」
「……」
「本当にいいんですねっ!?」
完全に引き止められたがっている。
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